生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ

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2010年 12月 07日

日本に残された余力

いま関西空港です。旅行者の多い時間帯でしょうか。混んでいます。
明日日米開戦の記念日、真珠湾攻撃の日ですが、この日を大切にするムードは今の日本にはない。でもいつの日にかなるでしょう。そう希望します。
若者が海外留学にいくのが減ったと最近よく騒いでいるマスコミ記事がありますが、中を見ると米国への留学生ばかりを記事にしています。世界には他にたくさん留学する場所があるのに、海外留学といえば米国と考えるこの短絡思考もマスコミ諸氏に過去のどこかで刷り込まれたのでしょう。若者→期待→海外留学→米国ではいつまでたっても米国呪縛からは逃れられないでしょう。米国で真実なことは世界どこへいっても真実なはず、という類の日本人はもう日本社会はいらないはずなのに。それに中国、韓国、と比較していますが、いまさらこのレベルでこの2カ国と競争することくらい馬鹿げたことはありません。日本の学術の力はこの2カ国に較べ圧倒的に上です。でも技術は一年で追いつきますから。技術でみればかなり日本は同じか負けだしています。海外留学は本人はもちろんですっが結局は親の考えです。親が米国留学に熱心でない、ごく真っ当な考えです。いまや沢山の国を知らねばならない時代です。日本の若者が多種多様な国に出かけるのがベストです。

いまの日本にどんな余力が残っているのか。団塊の世代の大半は職を離れ、何をしていいのか分からない。一部が中国などに誘われて、知る限りの知識と経験をはき出しています。これで日本の若者の職が減っていくのでしょうが、でも地球的にみれば悪いことはしてないはず。かつて若い頃、江口吾朗さんとしばしばおしゃべりをしました。彼の話のなかですきなものの一つに、日本の戦争能力は最後は押し入れの中にあったものを全部はき出したというのがありました。なあ、柳田さん、日本は戦争中ありとあらゆる家の中にあるものを戦費に変えたのだが、もう最後は押し入れの中のもの、全部出したのよ。これ凄くリアルでよくわかり、寺の鐘がみんな無くなったとか銅像も消えたという話より、ずっと迫真的でした。わたくしの親や祖父母そうしたのでしょう。そうせざるを得ない総力戦だったのです。
いまの若者、日本という国家の余力になるでしょうか。残念ながらならないとおもいます。ゆとり教育を非難しますが、わたくしに言わせればいまの団塊世代くらいから日本のインテリの知力ががたがたに落ちて来たと思っています。かれらの世代あたりから血のにじむような教養の研鑽をする日本人が減ってきたのでした。日本の余力、あるのでしょうか。あります。世代的な期待はもうまったく出来ないです。でも日本人の中には信じられないような知力をもった「個人」がまだまだいます。この個人はかなりの数です。彼等は自分の知力の対象に熱中していますから、自分が国家的余力だなどとは思わないでしょう。収入的にも決して恵まれてない人達が多いはずです。この人たちの力は見る人が見れば、外国人も驚嘆するでしょう。実際外国から、その力を学ぶべく人々がやってくるのです。日本に残された余力、これを是非とも調査したいものです。全貌を明らかにしていきたいものです。そして、いつもいってすみませんが、日本の余力の多くは女性です。女性の力を国家がほとんどまともに使っているとは思えません。

by yanagidamitsuhiro | 2010-12-07 09:58


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