生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ

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2011年 08月 19日

知らぬがほとけ、

知らぬがほとけ、みなさんどんな時に使うのでしょう。
知らないことをいい意味でつかうか、良くない意味でつかうか、場合場合でしょうね。
このあいだ五山送り火の薪のことを話題にしました、きわどい話題でもあるのですが、でも測って安心する、それこそ知らぬがほとけかもしれません。原発が生みだす放射性物質はいろいろ多種多数ですから、簡単には測定できないものも多い。そういうものは[無い]のではなくて[測れてない」のです。そういういろいろな原発由来の放射性物質のなかでどれが生き物の体の中で何をするのか、どういう効果をもたらすのか、分かってないことがいっぱいあるのです。DNAの損傷も実に多種多様で、その損傷修復についてもエラーのない修復とエラーのしがちな修復もあります。毒性が高い放射性物質は細胞を殺してしまうのでかえって安全で一番こわいのが一見毒性は低いものの突然変異が非常に置きやすいものです。発がん性が極めて高いものも有るかもしれません。放射性物質は検出されないくらいでも、濃縮といって、ある種の生物の体内のある組織部分にうんと濃縮するものあるのでしょう。そうですから、安心もできないし、かといってやみくもに不安になることも意味があるかどうか。
危険なところを退去するのがベストいうことなら、どこなら退去するのでしょう。政府の言うことを信用して、自分の命が守れるとおもうのは日本人失格で、過去の日本政府の実績は、自分の命は自分で守る必要があるという結論です。外国人のように日本に来なくなるのも、ひとつの安全策ですが、日本人はそういうわけにいかないので、どこかでわから無さと妥協せざるを得ません。沖縄のような遠くでもホームセンターで売っていた腐葉土から相当なカウントのセシウムが検出されています。検出されてないものがあっても、知らぬがほとけでいかざるをえないのですね。

そういうわけで、はっきりしていることは、広島に落ちた原爆20個分の放射能がもう福島原発から既にまき散らされたのです。官房長官が爆発的事象と造語して、かつ直ちに健康被害はないといって、大量にまきちらされて放射能についてまったく言及しなかったあの水素爆発のあった日にです。原発容器の中には実にいろいろな核種の放射能物質があるとも聞きますから、ストロンチウムやヨウ素だけ知っていれば十分とは言えません。未知の放射能物質で半減期のながいもので体内残存期間が極めて長いものがもしもあれば微量でもよろしくないかもしれません。まだ広島原爆の980個分の放射能が福島原発の容器の中かそれとも容器から地中に漏れているのだと言われています。しかし、公的に東電も政府もこのような情報を流しもしないし、認めもしてないのでわかりません。
原爆の場合は、超高温でかつ高空で爆発したので、地上での残存放射能は相対的に少ないと聞きました、福島原発の場合はそうはいかないのだそうです。濃厚に風で遠距離で運ばれているのだそうです。

今起きていることの結果が、10年や20年のタイムスパンしかわからないのだとしたら、知らぬがほとけが一番いいのかもしれません。しかし世界の人々は同じように思うでしょうか。
否でしょう。
原発容器内の残りの放射性物質はまだ閉じ込められていないのです、取り出してどこかにしまうとかいう話も聞きますが、そんな方法があるとはまだ誰も知らない、ということはたしかのようです。
悲観的なことを知ればかえって安心できる人達と、そのような話は聞きたくない耳をふさぎたいという人たちもたくさんいます。あたりまえです。
でもこのようなことが起きたことに日本中だれも責任を感じず、訴追もされず、津波がすべて悪かったで、すませていいのでしょうか。
次ぎにまたこういうことが起きて始めて真剣に責任追及をするのでしょうか。
わたくしはいま徹底的に水素爆発の起きた日々の前後のことを強制捜査も可能な機関をあらたに作ってやることが次の10年のために必要だとおもいます。

by yanagidamitsuhiro | 2011-08-19 14:12


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