生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ

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2014年 02月 20日

STAP細胞の顛末のこれから

STAP細胞論文についての報道や周囲のひとたちの意見などをきいてますと、ノバルティス社の薬剤ディオパンについての論文不正や東大加藤研論文のあたりから顕著になった傾向がますます顕著になってきた感じをもちます。
つまり当該研究者よりも当該研究機関が問題に対応するということです。
この場合の機関は大学のトップというか問題の起きた教室とか研究科でなく大学全体が問題に当たると言うことです。
これが芳しくない効果を生みだしていることは間違いありません。
STAP細胞についての報道はいまやだいたい理研とか早稲田大学の組織から出てくる情報が多くなりました。若山教授の意見などは個人のものとして大変貴重なものとなりつつあります。
組織は人間でなく、人間の集合体の意志ですので、一義的に組織防衛に向かい、真相解明は多くの場合二の次ぎ三のつぎになってしまいます。

STAP細胞は色々な意味でビッグな内容を伴っており、多くの思惑もあり、一筋縄ではいかないかもしれません。シンパシーを持つ側から見れば、本当の話であって欲しい。追試可能となり、多くの研究機関で激しい競争になるくらいのものであって欲しい、と言うところでしょう。シンパシーのない側から見ると、一刻も早く理研は再現性がないという研究者たちに応えて欲しい、というところでしょうか。
論文中にある疑義のあるデータなどは全くたいした問題でないと、機関側が答えているようなので、それをとりあえず信ずることにして、再現性のむずかしさについての理研の声明が待たれるというところでしょうか。
わたくしもついつい理研と書いてしまうのも、いまのこういう問題の場合の対応者が組織になってしまったからで、ついこのあいだまでは、論文著者だったのです。
世の急激な変化を感じざるを得ません。
ですから、これからの顛末は矢面にたつ著者のはずが組織になってしまったので、どうなるのか予測が困難です。

by yanagidamitsuhiro | 2014-02-20 23:37


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