2006年 11月 17日

万波医師の実績は人物とともに非常に興味深い

週刊朝日を買って、万波誠医師独占インタビューなる記事、「金のために手術せん、患者のためだ」と大きな字で書いてある記事を読みました。
非常に面白い。
やはり、万波医師は想像をはるかに超えて、興味深い人物のようです。
さらに、夜遅くにテレビで一部みることのできた、映像でのインタビューとあわせて、日本中に医師は何人いるのか知りませんが、10万人に一人というと大げさですが、希有の医師と確信しました。
これまで、彼は腎移植は650例をやってるそうですが、そのうち今問題にされている病的移植は20数例で、それだけが大々的にネガティブキャンペーンされているのですね。
しかし、この記事にしても、昨夜の夜のインタビューでマスコミはかなり万波医師の言い分を報道始めだして、さらに患者の意見もどんどん出てきています。
この週刊朝日のインタビュー記事で、万波医師の発言でわたくしが気に入ったのをいくつか下に引用しておきます。
マスコミはわしのことを、「移植マニア」なんていうけど、そんなもんやない。患者の心情を思えばこそや。もちろん、自分の技術に自信があったよ。だから挑戦しないと。

ドナー不足は深刻や。外国に行って、死刑囚や健康な人から腎臓を買う患者だって多い。その現実をほっておいて、ワシを批判するのは筋違いやろ。

いまも病院の会議なんて一度もでてない。座って規則を決めるのはうんざりや。

わしは日本の学会が嫌いなんや。みんなで「なあなあ主義」でな。

大学病院こそ、患者を犠牲にしたり、(中略)患者不在の治療や。ワシは大学の教授連中と話すだけで、ヘドがでてくるんよ。

彼らはいまだに患者が腎不全になったら、人工透析を勧めている。移植は危ない、という。だから、患者さんは移植しょうとおもわん。

まあ、マスコミは倫理、倫理というけれど、何が倫理なんか、よく考えて見た方がええと思うけどな。

引用が長くなりましたが、確信的なことばがポンポンとでています。これだけ言えるのは、それだけの実績と年月の裏打ちがあるのでしょう。
機会があればぜひ一読を勧めます。

渡部淳一氏の「談」は必要悪とはキャプションがありますが、万波医師を強くサポートするものです。それから、この移植問題でのあやまったもしくは氏のおもわれる情けない日本の社会風潮を強く、批判しています。

この週刊朝日の記事、4ページの記事ですが、インタビューと渡辺淳一氏の談と内容的に素晴らしいのですが、ふたりの記者が最後に記した。5行の文章が台無しにしています。しかし、いまのマスコミの限界でしょう。いわゆる、度し難い連中ということですね。検察官か裁判官になった気持でいる典型的マスコミ人の心が如実に出ています。そういえば、早朝からやっている有名キャスターとか、夜10時ちょっと前からのキャスターとか、しょっちゅう検察官的な顔つきとことばつきになりますね。11時からのかたはもう長いこと批判と言うよりは裁断するという感じのコメントがおおいのですが。

しかし、万波医師については、かれが非常に強い人だと言うこともわかったし、ユーモアとペーソスも十分にある奥の深い人物だと言うこともわかりましたので、安心しました。だれかのコメントで、「眠狂四郎」みたいな人、というのがありましたが、このコメントの意味はたぶん切ったはったとやるけれど、非常に愛情深いということでしょうか。たぶん患者にそそぐ目はとても愛情深いのでしょう。

by yanagidamitsuhiro | 2006-11-17 17:50


<< 切れ目の日      巧言令色、鮮仁、必要悪 >>