生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ

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2005年 10月 31日

第三次小泉内閣の発足

きょうの改造人事は,政治のプロのあいだでは緊張感を持って待たれたようですが,結果はどう受け止められたのでしょうか。留任や横滑りが多くて,大改造とは言えないのかもしれません。しかしわたくしのような人間でも今回の人事の持つ意味を感じることがありますし,興味も持てます。
官房長官になった安倍氏は首相の靖国参拝の明確な支持者ですから、この人事自体で中国に無言の返事をしているのだとおもわれます。親中的といわれる福田氏が入閣しなかったことと相まって,これから一年間、中国、韓国と首脳レベルでは何らの緩和も起きないだろうという,国内国外へのシグナルを出したと思いました。中国韓国としても、これ以上関係が悪化するのは望まないでしょうから,互いの挑発はないものと思いたいです。しかし、色々な意見の応酬はあるような気がします。
北朝鮮拉致問題も、小泉、安倍のかつてのコンビでもう一度きっちりと解決しようという試みをするものと,多いに期待したいです。拉致された方々のご両親たちもお年をめされてきて、一刻も早い解決が全国民レベルでの願望でしょう。北朝鮮は小泉首相を悪くは言わないらしいのでこの一年間,チャンスだと思います。
外相の麻生氏は現実主義者と思われますので,分かりやすい発言を期待したいところです。沖縄基地問題も含めて、日本国民は当然として,外国から見ても日本のこれからの外交方針について,明確な発言を期待したいところです。
日本の財政赤字をどうするのか、わたくしの知識が一番ないところなのですが、たぶん一番大変な問題なのでしょう。竹中氏の総務省への横滑り,与謝野氏が財政担当で,谷垣氏が財務留任なのだそうで,これらの人事の意味するところはわかりません。ただ皆さん、頭脳優秀な感じなので,一生懸命考えて小泉さんの任期の終わり頃に,増税策といわゆる改革案がセットで出てくるのでしょうか。
話題の小池氏と猪口氏の女性大臣については世間の政治への関心を高める上でも、人事それだけでもポイントがかせげるのでしょう。小池大臣のことは沖縄大学院がらみでときおり聞こえてくる実務的な能力から、相当な方とお見受けしています。ご本人も満を持していて、いまは能ある鷹は爪を隠すようにしてるのでしょう。女性が男性の嫉妬の対象になったらさぞ大変でしょう。
猪口氏の男女共同参画担当相はもう人事だけでも,世の中にこの流れを推進する上で弾みをつけているのでしょう。女性天皇も含めて,男女共同参画の流れに表立って強く反対する人などいるはずもなく,ルールを浸透し,この流れを加速をするのが今必要なのですから。話題の猪口氏がこれからどのように分かりやすく世の中に男女共同参画を説明していかれるのか,期待したいとおもいました。

小泉さんは奇人,変人などと言われてましたが、この内閣は彼をのぞくとひとりもそういう人がいないところが特徴なのでしょうか。かれの、あのガリレオを自分に見立てた発言は、いま考えても,おかしかったです。本人が真面目なほどおかしい、そういうタイプの面白さで、彼の真骨頂がでてました。これから,一年,何が起きるのでしょうか。小泉さんと言うおとなしくない宰相を持った日本,内外、激動の一年という予感がするのですが。

by yanagidamitsuhiro | 2005-10-31 18:00
2005年 10月 30日

新しい試み

今度の新しい研究費では三つの研究目標をかかげ,5年後にはそれらが合流して一体化して理解できることを目指してます。三つのうち,一つがかなりらしくないというか,わたくしがこれまでやってきたことと異なる路線です。だからどうしても力こぶが入ります。それは、細胞がいかにして染色体分配の時期(M期といいます)に入るのか,その「進入する」スイッチを入れる大元の因子はいったい何なのか,ということなのです。ちょっとした物知りのかたなら,なんだかもうだいぶやっていて,ある程度分かっているのではないのですか,いまさら始める真意は?という質問がきそうです。でも本当の専門家なら,それは難しいテーマですね,あれだけ多くの人がチャレンジして。うまくいかなかったのに、あなたはどういう新しいアプローチを提起したのですか?、と聞くでしょう。
実際に提起したアプローチは研究計画に詳しく書いたのですが,一言でいえばM期に進入してもそれ以前の(間期といいます)性質を引きずっていて、なおかつM期の進行が異常なもの(変異株)を見つけようというものです。実際にはもうそういうものが少数見つかっていて,それらの遺伝子がどういうものか分かり出しています。その結果わたくしのもくろみは良さそうではないか,という感じなのです。つまり予想外にしてなおかついかにもそれで行けそうな感じな遺伝子(タンパク質と言っても良いのですが)が見つかり出しています。
見つかった遺伝子は一つでなく,ある程度の数のものが見つかると予想しています。つまり、間期からM期への変換を決めている因子が一つではなく,パスウエーといえるような、いくつかの因子が協力して,細胞の性質を大きく変えるのでしょう。わたくしにとってはエキサイトできる状況になりつつあります。

by yanagidamitsuhiro | 2005-10-30 18:58
2005年 10月 29日

サイトビジット

雨がたくさん降ったので,土はたっぷり水を吸って,畑仕事ひじょうにしやすかったです。ちょっと早いのですが,タマネギ苗を買って,準備をしました。

おととい、木曜日は今度のグラント(CRESTというのですが)の胴元であるJSTから研究総括のSさんと担当のお二人がおいでになりました。いわゆるサイトビジットなるものです。いろいろ聞かれました。この研究費によって順調に研究が行われるかどうか調べるものです。訪問する側はあとで報告書を書かねばならないのでしょうから,いろいろ本質的な質問をしてきます。
百聞は一見にしかずで,わたくしの今やっている研究室経営とか大学においておかれている立場は、現地を見ていただいて,よくわかって頂けたようでした。わたくしも,聞かれている過程で,なるほどそのあたりをポイントにしてるのだなと、うなずけるものが色々ありました。

その後,夕方には沖縄で新たな質量分析機を購入するとしたらどれにするか調べるためにメーカーの人達に来てもらいました。タンパクでなく,低分子分析のためのものです。チェコからきたTPさんに担当してもらおうかと思ってます。彼はほんとに、なかなか優秀です。日本にはざらには居ないタイプの優秀さです。同じ年齢の日本人と比べると,はるかに成熟してます。おとなです。しかも,仕事をきちんとやる意欲に満ちてます。空手修行が彼が沖縄へくる動機でしたので,彼をわたくしたちの研究室に来る機会を作ってくれた,空手に感謝せねばなりません。

by yanagidamitsuhiro | 2005-10-29 19:08
2005年 10月 28日

ご愛顧に感謝ー訪問者総数200,000人になりました

このブログを始めたのは,今年の3月10日でした。それから200余日,本日午前に訪問者数が総計20万人になりました。一週間平均7000人程度ですから、わたくしには大変な驚嘆すべき数です。こういうわたくしの身勝手な意見や、ぼやきに近いものを読んでくれていただく方々のご愛顧に心より感謝する次第です。ありがとうございます。今後も引き続きご愛顧のほどをお願いする次第です。なんかこんなことを言うと,ブログ業を始めたような気分になりますが。
ブログをすると,もちろん投稿をするのですが,これにはパスワードが必要で,それを入れれば自分のブログ欄に到達できて,投稿の項をクリックすればメモのように書き込む投稿欄が現れます。それでそのなかに直接書き込むか,別に書いておいてコピーペースとをします。それで、日取りとか体裁とか自然に出来てインターネット上に現れるのですから,ほんとに簡単,便利なものです。
次に,環境設定という項をクリックすると例えばロゴに使っている写真を変えたりできます。コンピュータに保存してある写真をどれでも200K以下のサイズのjpgファイルかなにかにすればどれでも変更できます。携帯電話の写真なら何もしないでも良いようですが,わたくしは娘が携帯で撮って送ってきた,さつまいもの写真以外は全部普通のデジカメでとって,メモリーを落としていれてました。ブログ欄の内部の写真は一枚500kまでいけます。もちろんこれらの条件はこのエキサイトという会社のブログの特性ですが。例のライブドアーのブログとかどこも基本的には無料なので,始めるのはとても気楽、簡単です。
リポートという項をクリックすると、過去に何人の訪問がこのブログにあったかが,きょうの分,2週間分毎日,それからいままで全部で集計して何人になるかが、表になっています。誰が訪問したかはわかりませんので,「読んでますよ」と声をかけてくれた人達以外にはどういう読者かはわかりません。見えない読者に向かって書いてるような気分でもあるります。ブログは日記でもありますが,公開してますので,読者も想定してます。訪問者の数を見て,またきょうも読んでいただいたかなどと感じる訳です。わたくしの場合,土日は1,2割方減ります。また深夜12時から朝にかけてだいたい200人弱の方達が読んでくれています。海外の方たちかな、などとおもっています。
この8月に第一期から第二期に移行する時に、コメントが出来ないようにしましたので,読者は激減するのではないかと思ったのですが,ほとんど変化しませんでした。コメント欄をやめた理由のひとつは,学術会議会員は特別公務員であると誰かに聞いて,ビビったのが原因でした。いっぺんやめた公務員にたとえパートタイムでも再びなり、それにいろいろ公的な義務や守秘義務もあるだろう、コメント欄は閉じたほうが良かろう,などと考えたのですが,それはどうも杞憂のようでした。いまはほとんど気にしてません。休暇を取って東京に出かけるというスタイルの,ボランティアでやってるのですから,周囲に文句を言われても反論はしやすいです。むしろ、単に忙しいだけで,なんにも、周辺にすら影響がでないようなことで時間を取られそうな予感だけが増大してます。コメント欄がないのは寂しい気もありますが,いっぽうできついコメントもかなりあって,バランスからいえばコメント欄がないほうがやはり気楽です。
ブログの女王とか言われている真鍋かをりさんは一日15万人訪問者数とか誰かに聞きました。でも世の中でたくさんの訪問者数を持つブログを見ても,これはすごいと感心するようなものはほとんど見かけません。多分,世代の違いで面白さがわたくしには分からないのでしょう。
これからもわたくしの学問稼業と同様に、going my wayでやっていきます。数で上を見たらきりがないでしょうが、実際のところ一日約千人というのは相当に立派なレコードらしいです。
同業で、実名でブログをやってるのは,仙台のOさんですが,他にはまだ知りません。海外ではおられます。ぜひやったらなどと,折々に知り合いに薦めているのですが,乗ってくる人は居ませんね。匿名でやってる人がいるのは知ってます。匿名のほうがやりやすいでしょうが、実名との差は気分としても非常に大きいので,その差をどう考えるかです。実はわたくしも匿名でコラムを持ったことが過去にあります。雑誌でした。面白い経験でした。
柳田さん,あなたよくそんな時間を作ることができますね、とおりおりに言われます。
まあわたくしのやっている,いくつかのいわゆる気ばたらきのひとつなのですね。何を書くかを決めずにコンピュータの前に座ってもしかたがないので,書く前に考えておきます。この前もって,考える時間がわたくしの休憩時間になってるのです。
かつて,まだ30才になる前に,英国に短期滞在して,やはり聞いた通り英国病で朝10時前にラボに来る人がほとんど居ないので彼らはどうしょうもなく怠けている連中だと思っていました。ところがある時,だいぶ親しくなった人たちから,決して彼らは怠けているのではなくて,早朝に起きてガーデニングをやったり,日記を書いたり,本を読んだり,若いカップルなどは家庭でたくさんの仕事をこなして(出勤前の男性が育児や家事をするというのは当時でも英国ではありふれていたことでした)からでてくるので、朝9時に起きて10時に出勤するというイメージではまったくない、と分かりました。さらに休暇に1週間でかけていても,その間も仕事のことをしつこく考えているので,見かけ彼らの倍の時間働く日本人が研究成果の点であっさり負けてしまうことがあったりするのですね。いまの英国人がそうなのかは知りませんが,そのような仕事と生活に対する伝統はある程度残っているはずです。
わたくしもそのようなことが分かって以来,遊んでいても家庭でのことをやっても、また一見関係ない別なことをやっていても、つねに研究のことを考えることをモットーにしてきました。考えるアングルを変えてみる機会を自らつくるためにも早朝の仕事も週末の趣味も必要でした。もちろん,旅行も講演を聴くことも学会参加も。ブログもそのような点で,役に立ちます。そのうえ、時代の流れにあって,いち早く面白いことに参加するというトレンディーな楽しみも得られました。日記的ですから、内省的な時間を持つ効用もあるので、続けていられるのです。

by yanagidamitsuhiro | 2005-10-28 10:54
2005年 10月 27日

闘将バレンタイン監督

勝利のバレンタイン監督いい顔してましたね。その瞬間まで笑顔一つ見せない,真剣なまなざしと、その前に甲子園にいきましょう、とファンに呼びかけた時の意志のみなぎった表情が印象的でした。まさに闘将でした。闘将という忘れた言葉を思い出しました。
こんなこと言っても、じゃんけんの後出しみたいなもので,だれも認めないでしょうが,バレンタイン監督が再びロッテの監督になったすぐ後でしたから昨年だと思うのですが,米国で日本の大学はどうしてこうも変わりにくいのか、ということが話題になった時に、日本の大学もバレンタイン監督みたいな役割をしてくれる指導的教授をたくさん受け入れたら良くなるのに,と言ったものです。
誰かがなぜ、と聞いた時に、非常に前向きで,いつもポジティブに指揮するようだから(ますます、じゃんけん後だし的言動で我ながら嫌気がさすのですが)、などと言ったことを思い出します。相手が誰だったのか具体的に思い出せないのですが,微妙なくすぐったいような顔をしていました。わたくしも米国人を褒めるとしたら,一番にでてくるのはこのポジティブ思想のあたりです。バレンタイン監督の成功は詳細に、吟味分析する価値があるに間違いありません。
実はその会話の前の段階で,イチローや松井の活躍を話題にして、日本の選手は外国一流助っ人選手を長年にわたって少年時代から見てきていて,米国大リーグ選手のセンスみたいなものは、かなり分かって身につけていたはずなのだと説明したものです。わたくしのようにプロ野球に興味を失った人間でも、スペンサーとかバースとかの活躍をきのうのように思い出すのですから、プロ選手になろうとしている少年にとって、目の前で本場の一流選手を見ることくらい良い教育はないのでしょう。
ここから先は提言みたいなものですが、米国や欧州の一流研究者に2番目の研究室を提供する日本の大学が増えると良いと思います。丸ごとラボを持って移動してきてくれる研究者は非常にすくないでしょうが,セカンドラボとして場所と職を提供したらそういう人はかなり出てくるのではないでしょうか。
研究費のほうも支度金を準備したらその後は日本の研究者と競合しても資金を十分とってくれると思われます。セカンドラボの運営は十分にできるはずです。
外国の一流研究者が運営するラボがあればずいぶん雰囲気はかわるでしょう。このあいだシンガポールで会ったDL博士も二つラボを運営してました。米国ではベンチャーと大学の二つ掛け持ちはざらに居るはずです。日本への距離などは慣れればたいした問題ではないはずです。
ボビーバレンタインのようなすばらしい指導者は滅多に居ないでしょうが,でも並の日本人教授よりはるかにパワフルにしてダイナミックな研究を推進する研究者なら海外にはたくさんいます。いわゆる地方大学などとワンランク下にいわれがちな大学の経営者にとっては最大の内への刺激と外への宣伝効果となるのではないでしょうか。

by yanagidamitsuhiro | 2005-10-27 16:48
2005年 10月 26日

タイガース,どうした?

いま千葉に住んでいる,T夫妻は大のロッテファンですから,今頃は非常に喜びかつ興奮しているでしょう。今年の春に,アメリカで会ったときには,ロッテファンクラブに入っていたと聞きました。
そのとき一緒だったG君が一時帰国して千葉に行ったときには,夫妻に連れられてスタンドで応援したと聞きました。あの縦に運動する応援スタイルでやったのでしょうか。ちょっと見てるだけではやる気が起こらないのですが,多分そのなかに入ると楽しいのでしょう。
タイガース、ちょっとひどすぎますね。点差が開きすぎて。負けっぷりが良すぎますね。ことしはあっさり日本一になるのかとおもいきや、とんでもない予想違いでした。
岡田監督今晩はどうするのでしょう。なにか新手をだすかどうか。
今年は、小泉さん大勝,阪神大勝かと思ったのですが,ロッテ大勝になってしまうのでしょうか。わたくしは阪神ファンでもなんでもないのですが,今晩くらいは今年は強かったというときの雰囲気を一回くらい出して欲しいですね。さもないと、タイガースファンは自家中毒みたいな症状になってしまうかもしれません。
ところで,きのうの午後の研究費関係の会合はなかなか収穫ありました。プラクティカルな情報をいろいろ得られることが出来ました。また新しい知り合いの方達も作れました。

by yanagidamitsuhiro | 2005-10-26 14:28
2005年 10月 25日

きょうは東京で

早起きせねばならぬので,昨夜早く寝たら朝4時頃に目が覚めてしまって、ごそごそ起き出して、しばらくメールなどに対応しましたから,返事をもらったひとたちはわたくしが返事を送った時間を見れば驚くかもしれません。
このメールに対応している時間は労働時間にカウントしない傾向があるのですが,しかし実際には相当な時間をつかってます。誤った返事や対応をしたメール文を送信クリックしてしまったら、止めることが出来ない訳ですから、結構気を使ってますね。疲れてしまった日は、かなり多くのメールを読んで対応をしてるからです。秘書さんに対応を丸投げしていることも多いのですが,それでも丸投げしていいかどうかを判断するためにメールを読む必要があるのですし。

きょうはこのあいだ当たった研究費のキックオフミーティングなるものに東京の麹町まで行かねばなりません。研究費にからんでとられる時間は相当なものですが,これはもちろんしかたないことですし,最優先に参加せねばならぬ行事でもあります。今回,楽しみなのは,ほかの研究費受領者のかたがたが一人を除いてまったく知らないグループなので,どういう研究をしてるのか聞けるからです。始まるのは昼過ぎからですが,その前に午前中に学術会議の委員会に出席しようと思います。朝10時から正午までなので,東京人のいうところの地方人のわたくしのようなメンバーの都合をほとんど考えずに会合時間がきまるようです。主立った役どころのメンバーはほとんど首都圏在住ですしね。しかたないのでしょう。わたくしは今回はついでなので、早起きが自分にも関係者にも三文の得になるように努力しましょう。東京駅から乃木坂までの所要時間を30分と見ました。
今朝の朝日朝刊に学術会議会員は頑張らないと行けませんよ,という趣旨の社説がありました。もちろん210人の人間だけを相手に書いたのではなく,世の中があなた方の活動をじっと見てますよ,良ければ応援するけれど何もしなければいけませんよ、という趣旨と受け取りました。逃げ出そうとしている新人会員が相当数いることを取材して気がついたのでしょうか。

新幹線車中ではミーティングの準備をするために、景気付けにiPodを使ってお気に入りの音楽を聴きながら、作業しました。アップルはこのiPodが馬鹿売れで業績がすごいらしいですね。わたくしのは割合早く買ったので,2003年もので40ギガサイズです。これをどこにでも運んでいってスピーカーなどにつないで聞いてます。CD何百枚分がこれで運べるのですから,確かに便利ですが,デリケートな音質の低下が平気になるような気がして嫌な感じもあります。
これ、朝9時半頃に新幹線で書いたものを帰路の新幹線の中で投稿するものです。本当は訂正したいのですが,ちょっと動き出すと送りにくいのでこのまま投稿することにします。

by yanagidamitsuhiro | 2005-10-25 20:15
2005年 10月 24日

ラーメン屋にて

沖縄に最近赴任したKさんと話していたら,ラーメン屋がすくないのがどうも、ということでした。彼は沖縄そばはもうあきたというのですね。そうか、まだわたくしはぜんぜんあきてないけれど,それは一ヶ月に2、3日だからかもしれない、と思い同情しました。ラーメン好きの人は毎日食べるのでしょうから。ラーメンの味のバリエーションはすごいですからね。
それで、きょう昼時に,秘書のMさんに百万遍界隈のラーメン屋の話題を持っていたら,たちどころに10カ所近く、短評付きで情報を貰えました。さすがとしか,表現できません。とりあえず彼女の情報は常に信用できるのですが、そのなかに,わたくしが決して入るまいと心に固く決めていた、店を勧めはしないものの、あっさり味ですよ、というコメントが気になっていくことにしました。
Oさんが同行してくれて、平均年齢22才程度のかなりの数の客の入った当該店に入りました。食券とはひどいとは思いましたが,とりあえず食べてみました。たしかに及第点でしょうか。また来てもいいかなと思いながら,Oさんと科学研究費の今年の申請などしゃべっていると,すぐそばのカウンターで座っていた客の一人がもそもそ動いてるように感じたので,あれとおもってしげしげ見たらなんといつの間にやら入ってきていたのか,医学部のHさんでした。彼はわたくしより年上ですから、この店の客はわたくしと彼で飛躍的に平均年齢が上昇していたのでした。しばらく彼も交えて世間話に興じました。
決して入るまいと思っていたラーメン屋ですが,Hさんは偉いものだと感心しました。学問でもパイオニアですし,こういうところにも進取の気性が現れていました。

by yanagidamitsuhiro | 2005-10-24 19:22
2005年 10月 23日

自主構造研の半年

退職後半年経って、新しい研究生活にもすこしずつ慣れてきました。しかし,わたくしがそうであっても、研究室のメンバーは、ボスが突然「自主」構造研と言いだしたので、戸惑ったでしょう。半信半疑と思えたでしょうが,半年経てばある程度かなりの違いがわかってきたのではないでしょうか。沖縄では研究者のほうは、みなポスドクですから、自主性はかなり高くやってもらってるつもりです。
まずひとつの変化は、論文の決着に時間が非常にかかるようになりました。年間に公表する論文の数は今年、はっきり谷間になるでしょう。なぜなら,論文作成段階での本人の参画を飛躍的に増したからです。自主的な判断,自身での仕上げにゆだね出しています。これまではわたくしの判断で済ませていたので1−2週間ですんだのに、いまは一体いつ終わるのかわからない感じになってる、論文が2、3あります。かなりいいレビューが戻ってきて、これまではすぐ細かく指示して本人がよくわからないでも馬車馬のように働いてもらえれば、ひと月くらいでゴールに到着していたのですが,いまは本人によくかみしめてもらってますから,いったいいつ終わるのだろうか,わからなくなっているものがあります。もっとせっかちになって欲しいと思うこともあります。わたくしが、3か月か半年かかかるんじないの、と言うと、その半分ですませようと意気込む対抗的な若者もいて欲しいと願う気持ちもあります。しかし、たぶんこれで良いのでしょう。本人の資質と意欲にゆだねるのが良いのだと、決めた以上は。
一方で、飛躍的に研究能力が伸び出してるメンバーも出だしてます。自主性を高めた事が、完全に吉と出ている、ケースです。本人たちはもしかしたら気づいてないかもしれませんが、瞠目すべき進歩を遂げているメンバーが複数いるので、わたくしは内心非常に喜んでます。彼等の持つ才能が花開きだしているのです。
自主性を高めることによって、ひとつは論文の読み方がまったく違ってきているのです。つまり自分が読んでいる論文をどう把握し、引用するのならどう記述するかが本人の最終責任ということになれば、責任感がまったく違ってきてます。カバーレターでレビューアーとたたかう部分も本人の知識と考えの範囲でかなりやってもらうことになれば、眼の色が変わってくるはずです。英語の文章も飛躍的に向上して来ているのも、やはり責任感からくる緊張感かもしれません。もちろんそもそも研究をどのように進めるのかも、ともあれ自分で自主的に考え出してくれれば、議論も深くしかも内容の濃いものになります。

そういうわけで、自主構造研の半年、問題もでていますが、かつて研究室の歴史の中で存在しなかった、あたらしい、優れた流れも生まれてきました。わたくしが年をとって、「まあこれでもいいか」、と思う範囲が拡がって来たこと、それに攻撃的でなく守備的になってきたことが、メンバーの自主性を高める基礎になっていることはまちがいありません。しかし、最近では、これでも良いかではなく、へえー、そちらのほうが良いではないか、という結果も出だしてるのです。こういう事がわたくしにはいちばん嬉しいことです。
このようなやり方の結果は2,3年レベルでもある程度分かりますが、たぶん本当の結果は10年20年経たねば分からないでしょう。

by yanagidamitsuhiro | 2005-10-23 17:44
2005年 10月 22日

涼しい沖縄

今朝の涼しさは沖縄では珍しいくらいなのでしょう。朝飯後にホテルの外を歩いたときの体感温度はひやっとした風が吹いて、半袖ではちょっと涼しいなあ、という感じでした。ホテル周辺は立派な家ばかりで、昨日の夜だれかが家賃50万円とかいっていたのを想いだしました。「領」とかYとかのプレートの付いた車が置いてあるので、一部はアメリカ人の住居なのでしょう。プレートが1番のみの車が三台も並んだガレージの家があったりで、かなり珍しい一角でした。あとでタクシーの運転手に聞くとホテルの周辺にはお医者さんとか米国領事館の方が住まわれているとか。来年のワークショップの会場にふさわしいのかどうか、後は料金的にホテルがどこまで努力するのかそのあたりでしょう。ホテル側が言うには地元志向なのだそうですが、そのあたり首をかしげざるをえないのが正直なところです。空港までのタクシーで、沖縄ホテル事情を運転手さんの立場での意見をいろいろ聞かせてもらいました。大変ためになります。流行ってるかどうか、運転手さんに聞けば、正直なところを聞ければ相当わかりますしね。
空港では、11時半発の伊丹空港行きに乗ります。満席近く、混んでました。いつも思うのですが、このながい飛行時間13時半まで飛行機に乗客を乗せて、その間紙コップで飲み物を飲ませるだけがサービスです。おかわりどうですかなどと、にこやかに言って頂けますが。これだけの時間乗って、これだけの高額の料金を払って、このサービスは言語道断ですが、命を預けてるこちらとしては、文句は言いにくいですね。日航、全日空こういう部分では、まったく競争する気はありませんし。海外の飛行機会社から見たら、極楽のような話しでしょうね。パリーストラスブール間のような僅か40分程度のフライトでも、しっかりした食事をだすべく必死になって働いてサービスしてくれるのと比べればですが。
新大阪では具合良く速い電車に乗れて、午後3時に着きました。ホテル出たのが10時なので、今日は順調でした。土曜のせいか、道路がすいてました。

研究のほうは、きのうは朝からずーっとみなさんと進捗状況を聞いて、一日が過ぎました。いい具合に進展していて、とても楽しみになってきました。

by yanagidamitsuhiro | 2005-10-22 19:15