生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ

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2007年 07月 31日

講演と学会の雰囲気、見苦しい安倍首相

三つ目の講演無事終わりました。
特別講演とかいうことと、座長のS先生はわたくしの京大での研究費の胴元ですから、かなり気合いをいれてやりました。
沖縄の研究は正味3年と2か月ですが、ゼロからスタートしたとはいえ、だいぶ内容も濃くなってきましたので、わたくしの頭もだいぶこなれてきて、スムースなプレゼンテーションになっています。

このプロテオームの学会は正会員は百人なのに参加者は初日だけで600人を越えたということでかなり繁栄しているのですが、いくつか気になる点は見受けます。国策のバックによって、かなり大量の研究費がばらまかれている分野でもあるらしいので、一部の研究者にスタンドプレーが目立つことです。聞いた後で後味のよくない発表がいくつかありました。無駄な自己宣伝というか、我の強い、発表だったな、と思えるものがありました。たぶんもらってる研究費があまりに多いので、なんとなくそのあたりの雰囲気が出てしまうのでしょうか。それから、学問を楽しむ雰囲気が弱くて、ユーモアはほぼ皆無、質問も座長以外はなかなか出てこない、いろいろ気になる点があります。しかし、もちろん非常に良心的な研究者もいうまでもなく沢山おられることは事実です。なお業者関係者などが廊下で商談を周りに聞こえる声で延々とやってるのを見ていて、こういう会社の従業員教育はどうなっているのだと、呆れました。タンパク相互作用で有名なBC社の社員らしき人物は平気で相手の名前から装置の値段まで次々に周りに聞こえよがしにいってました。金額がはんぱでない高額なので、非常に気になりました。

選挙の余波ですが、自民党は何もないかのように振る舞ってますが、小沢代表にやられてしまったということは、痛感してるでしょう。もちろん安倍首相は辞めようとしないのでしょうが、選挙中自分と小沢代表のどちらを選びますか、と絶叫しつづけていたので、そのことはよもや忘れてないでしょうから、しばらくは元気が出ないはずです。民主党に融和的にやりたいなどと、いってるのを聞いてほんとかな、とおもわず耳を疑ったものでした。今は仲良しのボンボンの政治家達と、内閣支持率を上げる策を必死になって考えるでしょう。もしくは、民主党のスキャンダルを死にものぐるいで探すでしょう。
しかし、国民は生活感覚が非常に賢くなってるはずですから、実質的な良いことがないかぎり安倍政権の浮揚があるはずがないです。もちろん北朝鮮に拉致された人々が帰国とかそういうことでもあれば事態は大きく変わるでしょうが。そういう事態は遠のいている、というのが多くの人の実感でしょう。やはり安倍内閣は、橋本龍太郎内閣の亜流かなと最近おもいます。ボンボン内閣でした。わたくしはもっともっと安倍内閣に期待していたのですが。暁の特急内閣ですか。

四番目の沖縄での中間報告、またまた台風です。スケジュール的に大変あぶない。明日は、十分に打ち合わせをしないといけません。しかし、しょせん天気予報がスケジュールの基本ですから、未知の部分がありすぎて困りました。

by yanagidamitsuhiro | 2007-07-31 22:29
2007年 07月 30日

新幹線ストップ、プロテオーム学会

予想どおり、遅くなり、いまホテルに戻れましたので、ぎりぎり投稿時間にまにあったわけです。

今朝は静岡で豪雨とかで新横浜で新幹線はストップ、いつまでも動かないし、駅のアナウンスもはっきりしないので、しかたなく在来線でお台場の未来科学館に向かいました
東神奈川で乗り換えて、大井町でまた乗り換えて、お台場のテレポートとかいう駅で降りてあとは時間が遅れていたのでタクシーで会場まで行きましたが歩いてもいける距離だったかもしれません。9時半には会場に行けるはずが10時半ちかくでしたが、わたくしとしてはかなり機敏にたいおうしたのでしょう 

講演はたいへん勉強になりました。平素はまったく聞かない分野なので、何をきいても退屈しないという好都合な状況でした。
今回の学会運営をされたS大のIさんはむかし30年以上前に3か月弱ですが、同じ研究室で一緒に仕事をした仲です。当時のボスだったT先生は最近お亡くなりになりました。
その後はさっぱりご無沙汰でしたが、また最近よくお会いするのはわたくしがプロテオームなどの新しい分野の勉強をはじめたからです。
懇親会のあと、新橋にでて何人かでおしゃべりをしました。8人でしたか。貸し切り状態の2階でしたから、まさに懇談できました。

by yanagidamitsuhiro | 2007-07-30 23:18
2007年 07月 29日

参議院選挙感想、リアルタイム、安倍首相の決断

いま夜の8時半、テレビを見ると自民大敗というタイトルが出ています。
自民は歴史的な大敗だとおもいます。マスコミ的に言ってるのでなく、正真正銘の歴史的大敗でしょう。
小沢一郎代表の一生一代の勝負、こういう結果とでたのか。これで岡田、前原前代表は浮かばれたかな。この後どうなるのか、知りませんが、小沢氏が稀代の政治的勝負師であることは証明されたのでしょう。
もちろん安倍首相は退陣するのでしょうが、往生際かなり悪いとおもいます。
民主党元代表岡田氏がいさぎよく(記憶では)辞めたのが、すがすがしく思いだされるような出来事がこれから起きるかとおもいます。

いま9時半、安倍首相は辞めなくていいのだ、という声が自民党中心にでているようですが、要するに代わりがいない、ということなのでしょう。民主が60議席を越えて、自民は40議席以下ということなので、これほど説得力のある敗北はありません。安倍首相は政治的な未来を考えるのなら、ここはスパッと辞めるべきです。
小沢氏の勝利という声が聞こえないというところがいかに彼が嫌われているかが明らかです。しかし、政治のダイナミズムからいえば、安倍、小泉の大敗北と小沢の勝利というのが単純な図式でしょう。しかし、いまテレビで見てるのですが、東京の自民候補者丸川某とう女性、これくらいくだらない候補はちょっと記憶にありません。ひどい候補ですね。

いま10時半で大勢は決して今日中に安倍退陣の線がでるかですが、それはさすがにないでしょう。それで、たぶんこれ以上テレビを聞いてもなにも面白いことはないのでしょう。
やはり日本は首都圏だけでは政治は決まらない、という当たり前のことがわかったし、それを分からせた小沢民主党代表の政治的な力に感心しました。
日本の国民の意思表示はすごいな、と感じます。
見事に、黒白を決しています。わたくしは、もちろん安倍首相NOという意思表示だとおもいます。それがもしも安倍首相がわからないとしたら、かつての愚鈍の宰相といわれたS氏をはるかに下回ることになるでしょう。ここはいさぎよく辞めるべきです。辞めなければ、祖父の岸信介氏にたいしてまったく申し開きができないでしょう。それから、安倍首相をノミネートした小泉氏の敗北であることも明らかでしょう。

ところで、米国の下院はこれから、慰安婦の非難決議をして、日本の政府を批判するのでしょうね。安倍首相の顔に泥を塗るタイミングを遅らせたいと、提唱者の下院議員がいったそうですが、かれは安倍首相でなく、日本国民の顔に泥を塗っていることが分からないのでしょう。それで、これから投票して、安倍首相の顔に泥を塗ってどうしようというのでしょうか。反米的な日本人を飛躍的にふやす本当に悲しいくらい愚かな決議です。

by yanagidamitsuhiro | 2007-07-29 20:35
2007年 07月 29日

オシム監督は辞めるべし

きょうは参議院選挙もありますし、また明日は早朝に東京にでかけて真面目に沢山のプロテオームの講演を聞く予定なので何が書けるか分からないので、今日は二回投稿しようと決めました。
最初のほうは短くて、昨日のサッカー戦の感想。
監督はわたくしと年も生まれ月もちかいし、立派な名将だとおもいますが、昨日の試合をみていて、辞めてもらうべきだと思いました。これじゃ駄目です。
ひと言でいって、親しみがもてない日本チームだからです。サッカーはやはり人気スポーツなのだから、監督がいくら難行苦行にたえる地味な若者が好きでも、観客のひとりである、わたくしはこのチームが日本代表だとは絶対おもえないのです。
結局、中村と高原の他の選手では中沢だけが個性的で、あとは監督の大好きな無個性に走る案山子みたいなのばかりです。もちろん鈴木とかうまいなあ、と感心するのもいますが、しかし華が、日本的な華がないのが致命的です。人間としてのガッツを示して欲しい。川口は昨日最後疲れ切っていたようですが、かれの最大の美点は怒りを表に出すことです。
わたくしは、昨日の最後の頃は韓国チームの選手の苦しみと激しい闘志の表情に見ほれてしまって、むしろかれらに肩入れしたくなったくらいです。
その点、日本選手は誰だか分からないのばかりが走ってる感じです。
日本代表は、人気を第一とすべきです。
勝ってくれればまだ我慢しますが、二回、勝てないのだから、監督は即刻交代すべきです。オシム監督の路線はよくわかりましたが、スター選手は出ませんね。
学問だって、人気が出なければ駄目です。人気があって始めてみな注意深く一挙手一投足を見てくれるのです。それが日本のサッカーの底上げにつながるに違いありません。

by yanagidamitsuhiro | 2007-07-29 18:48
2007年 07月 28日

哀切な声、犬と猿談義

あさ選挙カー、苦戦と伝えられる候補がわたくしのすむ町に来ました。これ以上ボリュームを上げられないスピーカーから、哀切な声が聞こえました。助けてください、とははっきり言わないものの、それと同義の内容でした。女性の声でした。若くはないがでも非常に年はとってない。この年代の女性の、こんなに哀切な声、久しぶりに、こういう声を聞きました。本気だったのでしょう。でも、これが日本国の選挙か、とおもいます。久しぶりと書きましたが、前回はいつかわかりません、昔の演歌でこういう声を出す歌手がいたような気がしました。比良のほうに昼頃きたら、選挙カーはまったくこないで静かでした。全県で一人当選の選挙ですから、回りきれないのでしょう。静かでありがたいことです。

わたくし、吠える犬は大嫌いです。吠える犬を見ると、特にわたくしに向かってですが、その飼い主を罵倒したくなります。もちろん敵意らしきものを顔にあらわして吠える犬ですが。尻尾を振って吠える犬もいますが、それも好きではありません。
いちど、どこだったか、一人で入ったバーだったか、先客の連れてきた犬がわたくしに激しく吠えたので、マスターにお客さんだね、と念を押してから、すごいいきおいで文句をいったことがあります。自分でもあきれるくらい、口がよくまわって、こういう酒を飲みに来る店で客に吠える犬を連れてはいることがどれくらい罪深いかを、いったものです。さすが、こういう客ですから、すんませんなあ、といったきり悪びれもせず居続けましたが。犬も次の客がきたらまた猛然と吠えましたが、わたくしにはもう吠えませんでした。
サルは吠えませんから、きらいではありません。本当は。顔を見ると、表情豊かだし、おもしろい動物なのだと思います。でも、自分が食べたいとおもって作ったものを先に来て食べてしまえば、当たり前ですが憎たらしい。いま、あちこちでサルの被害をききます。石積みで有名な穴太あたりの山沿いの住宅地にやってくるサルは家の中にどんどん入ってきて、ジャムの瓶など小脇に抱えて食べられるものはすべて食べ尽くすと聞いてます。比叡山ドライブウエーの入口に大津市牧場とかいうのがあって、そこでは悪質なサルを捕獲して、殺せないので、天寿まで飼うのですが、その飼育係さんがサルに与える食べ物の量で、けんかして全国ニュースになりましたが、その背景には、サルを薬殺できないという事情があるらしいのです。法律で禁じられてはいないのでしょうが、だれもやろうとしない。ハンターもサルを射殺できないというかしないのですね。
動物愛護という感覚で殺せないのでなく、サルには神様がついているという発想なのだとおもいます。日吉大社ではサルはかみさまのおつかいかなにかのはずです。

それにひきかえ、犬はあっさり保健所の人が来て、必要なら薬殺(たぶん)してしまいます。つまり、犬はかわいがる人は沢山いますが、保健所にいって「しょぶん」してもらう飼い主すらいるようです。サルのほうはかわいがっている人がほとんどいないのに、殺されることはない。これは全国で通用する話しなのでしょうか。
外国、とくに英国に沢山生息するアグレッシブな動物愛護者はこのあたりの日本の犬サル事情をどう見るか、いっぺん聞いてみたい気がしています。
なおわたくしは、吠える犬はきらいですが、愛嬌のある犬、かしこい犬、静かな犬はすきです。念のため。

by yanagidamitsuhiro | 2007-07-28 18:41
2007年 07月 27日

生きがい、倒錯的な感情

わたくしの今の生きがいの一つは、一年とか二年先の主要な国際会議に招待されることです。昔の話しをしてくださいという類のはけっして行きたくありません。
いま、いちばん面白いとおもう新しいデータと考えというか新概念があったらそれをしゃべってください、こういう類の招待がいちばんうれしいし、まさに研究者としていきていて良かった、という類の感があります。つまり現場の人間の会ですね。それが一番です。
もうだいぶ前から、長老格になってしまいましたが、日本のように乾杯の音頭をとれともいわれないし、20台の若者のように振る舞いたければ(まったくそう見えなくとも)そうできます。それで、来年から再来年にかけて、すでに三つほど、現場ちゅうの現場の最高クラスの面白そうなのに、よばれているので、なんとなくやはり嬉しいです。
いつまでそんな状態が続くかな、と思ってもう5年くらい経ちました。もうすこし続きたいものです。
沖縄のほうはまだこちらが押しかけていって話さねば、というのが海外に関しての状況ですが、それで十分です。真の意味での同僚はほとんどいないのが実情ですから。これから、新しい分野を作るという勢いでやってるつもりですから。
来週の月、火曜には沖縄の話しをしてください、と言われて東京にいってプロテオーム学会というところで二日間話しを真面目に聞いてこようと思っています。いちおう国内では最近ちょこちょこ席がかかるようになりました。ありがたいことです。ついでに勉強も出来るので、一挙両得です。面白い話しをつくるべく、頑張らねばなりません。

梅雨明けで非常に暑くなったので、明日の畑作業は朝、夕方にして、日中は発表準備に専念しましょう。
ラボの方はいまはがらんとしていました。聞いてみると、有名なK博士の講演会だったのです。K先生は偉大な生化学者といわれもう80才ははるかに越えています。最近まで(もしかしたら今も)現場でやっていたとのことです。
こういう講演会もちろんけっこうですが、日本では63才で事実上じじ捨て山に研究者をことごとく放り出して、何も出来ないのが現状なのにこういうかたの話しを聞いてそれでどうしょうというのだろう、というのがわたくしのポスターを見たときの率直な感想でした。若い人はこういうえらい方の話しを聞いて、彼我の差について何をかんじるのでしょうか。
わたくしは、まだ今年は生き延びていますが、K先生ほどの年齢まで現場で頑張ろうと思ったら、気が遠くなるような努力をしてもたぶまったく駄目でしょう。可能性ゼロでしょう。
だから、そういう倒錯的な感情になるかもしれない講演会などまっぴらご免、決していきたくないというのも正直な感想です。

携帯が直ったのか、使えるようになったとかで、これから三条まで出てそれから帰ります。

by yanagidamitsuhiro | 2007-07-27 18:58
2007年 07月 26日

四つ目の講演、今日の講演会、悪口雑言、自民大敗についての結果(?)論

これで二つめの講演がおわりました。
来週初めに三つめの講演をして、それで8月はのんびりとおもっていたら、四つ目のが8月の始めにはいりました。講演ではなく沖縄ユニットのレビューです。準備はやはりかなりきちんとしないといけません。東西南、いったりきたりです。

今日の講演会、事務方から参加希望は35人しかいないという警告もあったのですが、会の直前にあった委員会では70人くらいに増えていたそうで、実際には100人弱
のように見えました。250人くらいの会場がなんとかさまになったところでした。

パネルディスカッションで読売新聞のSさんが、ポスドク1万人計画の取材体験を通じた話され、この施策の無責任さを強く批判していたのが印象的でした。
午後から、ずっとお聴きになっていた埼玉医大のMM先生が、科学は文化の一翼を担うものであり、日本は戦後平和な文化国家を目指すというなかで、科学はとても大事にされていた。それがある頃(バブルの頃か)から重点化とか言うかけ声である種の科学技術しか大事にされないように変質してしまった、そのあげくにポスドク1万人の無計画さもあり、大きく日本の様子は変わった。政府は研究を生業とする人達の職をもっともっと増やすべきだいっておられました。医学や医療もその影響をもろにかぶっているとのお話しでした。正論です。

ここから先、悪口雑言ぎみでちょっと気がひけるのですが、決して機嫌が悪いわけでもなく、悪口を言いたくなったわけでもありません。
数日前の朝日新聞に、舟橋なんとかというかたが主筆になったという挨拶文がありました。わたくしはこの方の書くものが、どうも何が面白いのかまったく分かりませんし、読んで一度も感心したことがありません。ですから、不思議でしかたありません。朝日新聞の役割は権力を監視することだそうですが、むしろ役所が発表した情報を正確に報道するのが最近ではもっとも得意分野という印象をもっていました。これから主筆さん、どう腕をふるうのでしょう。期待はしませんが、お手並み拝見です。

どうも本当に自民党は選挙で負けるらしい、ということが分かってきました。負けても退陣する必要はないと、例の悪相の官房長官と幹事長が同時にいったそうです。夕刊紙なども、自民党は大敗するという予想を出しているようです。株もだいぶ下がってるようですし、状況は大負けの準備完了なのですが、本当にそうなのでしょうか。疑いが残るのですが、学者が得意とする、結果論(結果まだでていませんが)をすると。

安倍首相の中国、韓国訪問は結局票にまったくならない、ということ。当初の好感度は非常に上昇したが、その後の米国はヒルという人を使って北朝鮮との蜜月時代が到来したし、6カ国協議で日本だけが孤立してるので、安倍外交は完全な失敗。
それに、慰安婦発言後、米国からの反撥があるやすっかり平身低頭して無言のありさま、それに米国下院が日本非難決議を選挙後にするとか、これくらい日本国民が米国政治機関から愚弄、侮蔑、馬鹿にされたのは、記憶にありません。日米関係もさっぱりうまくいってないのではないか。そのうえ、赤城農相が絆創膏事件後嬉しそうにテレビに出てくるので、毎日支持率が下がっている。年金問題についてはなにも言う必要がないくらいのことですが、これを民主党や社会保険庁のせいにしているので、このあたりが安倍首相の品格が根本的に問われているのだとおもいます。安倍首相のそのような点での失点が原因で選挙に負けたら、その地位にとどまっても、自民党にいいことはないので、結局退陣でしょう。麻生外務大臣は、あのアルツハイマーでもわかるという、発言でご自身が期待していたことが一瞬で吹き飛んだ感じです。ご自分のお近くにアルツハイマーの方がおられたら、ああいう発言は絶対にしなかったでしょう。やはり、ボンボンは駄目なのですか。でもボンボンやお嬢さん以外に自民党に誰かいたのでしょうか。今日帰りに疲れて新幹線でつい読んでしまった、例の誇大な夕刊紙で小池百合子氏が数年で総理大臣等というのをみると、それもいいかもなどと、無責任な感想だけがでてきました。疲れると判断が鈍くなるのは間違いないです。いまごろ、自民関係者はみな疲れているのでしょう。

by yanagidamitsuhiro | 2007-07-26 21:52
2007年 07月 25日

歯欠けぽろり、学術会議の講演会

あさ、食事中になんと左の奥歯の一部がぽろりと欠けました。このあいだから強く噛むと痛みがあったところでした。その歯のかけらを持って、歯医者に行きました。今まで治療していないところでしたが、応急的な対応はすぐやってくれました。歯の3分の1近くが欠けたのだそうで、たぶん亀裂が入っていたのだろうとの話しでした。そういえば、生春巻きの中に入っていたピーナッツの砕いた細かいのを食べたときに痛みが走ったのを思いだしました。でもそれが原因でなく、わたくしは玄米の中に混じっていた小さい石が原因だと信じました。だいぶ前ですが、目の前に火花が飛ぶくらい痛かったですから。歯医者さんはかなり硬いものをかみましたな、とひと言ありました。

あしたは学術会議の講演会です。
わたくしの話の大前提は、研究者のつくるコミュニティーが世間一般とかけ離れた特殊な社会ではない、世間の常識が通用してる社会のはずだし、通用すべきだということです。
わたくしの課題は、研究者の意欲と研究者のもつ倫理観、研究者のおかれた環境をいかによいかたちで関連づけられるかということです。
意欲が高く研究者倫理も置かれた環境もまったく満足すべきなのならば、なにもいわずに終われるのですが、実際には色々なところでほころびが見える。場合によっては非常に深刻な事例もあります。
いったいどうしたら、よいのだろうか、そのあたりのことを話題提供も含めてお話ししたい、こう思います
研究者の意欲というものをひと言で片付けるのは問題ですが、しかし話しを簡単にするためにいいますと、なんらかの自己のもっている願望を長期にわたる努力や苦労をものともせずに達成したい、そういうものだとおもいます。別なことばでさらに簡単に言いますと、自己実現のための意欲といっていい場合が多いのだと思います。
ちょっとおかしいのじゃないか、研究者は世のため人のために汗水たらしているのではないか、という意見も当然あるとおもいます。ついこの間も属する研究分野に貢献するのが研究者の喜びといっていたじゃないか、といわれそうです。
その通りなのですが、正直心の奥底まで見通すと、やはり研究者も建て前とかで研究の申請書いてあるのとはちょっと異なって、やはり一人の人間としての夢を追いかけている場合が多いのです。自分の欲のためというと身も蓋もないのではありますが。ですから、研究者のコミュニティーでは自戒の意味もこめて、目的のためには手段をえらばないような研究者は非常に嫌がられるし、嫌われる。いろいろなかたちでエゴが強く出ることを抑制しているのも、研究者のもっている「意欲」というものの、危険性が分かっているからだと思います。

ここから先の論旨は省略しますが、一部の研究者が
研究費があたりやすい研究プロジェクトを選ぶ
研究職が得られやすい研究分野を選ぶ
有名ジャーナルに論文が発表されやすい、研究環境を選ぶ
そして、これらが彼等の基本的な「研究倫理」になってしまったら、どうなるのでしょうか.
彼等を責めることは容易にはできません。
結果だけ見たら、成功した研究者の多くがこのような結果を生みだしているのです。

研究意欲というのはたしかに、研究者にとって金科玉条かもしれませんが、ほんとうは危ないもの、怪しいものという、側面があることをわれわれは認めなければいけないのだと思います。そうでないと、研究意欲の美名のままに無批判に行政や研究費機関が推奨する研究が横行する可能性があります。

講演ではさらに論じていきたいと思っています。

by yanagidamitsuhiro | 2007-07-25 16:37
2007年 07月 24日

北九州での一日

小倉で新幹線を降りて、JR九州線というか在来線に乗って博多方向に向かうとやはり当然ながら工場地帯、京浜工業地帯とか風景は似ています。関西なら大阪から尼崎あたりですか。ただ車窓の風景と乗ってくる乗客にはのんびり感が漂っていて、その点で大阪とはだいぶ違うようです。途中黒崎の駅をとおりました。Tが40年前に働いていたときに訪問したと思うのですが、それ以上記憶がありません。彼も死んでしまったので、M化学という工場もあるはずですが、懐旧話しをすることもできなくなりました。
今日の講演場所はそのすぐ先にある折尾という駅で降りて、すこし内陸に入ったところのキャンパスであります。
このあたりに来たのは宇佐神社をお参りしたのが一番最近かもしれません。でもいつだったのかが分かりません。北九州の地理と記憶には暗いことがよく分かりました。それでも息子二人と中津に行って、福澤諭吉の生家を訪問したのは良く記憶に残っています。11年前になるのでしょうか。生家の土蔵の小ささに驚いたものでした。
産業医大は魅力ある大学院教育の予算があたったようで、その一環がこのシンポジウムなのでしょう。5人の講演者、わたくしを除いて4人のかた達の講演トピックスも広いし、面白く聞けたし、いろいろ勉強になりました。これくらいの時間なら最後まで気を緩めずに聞けるのでちょうどいいです。
呼んでくれたK教授、もう30年ぶりなのでしょうが、懇親会で色々はなしているうちに、昔とほとんどかわらない雰囲気が十分にあることに気がつきました。彼は岐阜とばかりおもっていたら、高校は一時彦根東とか。そうなら、一部滋賀県人です。道理で、中江藤樹のことはよく知っていました。
学長さんともいろいろお話しができました。産業医科大学はこれからたいへん期待のもてる人材が輩出する可能性が多々あるので、学内に一種の知的コンフリクトとがあってもいいはずだし、また産業医療の先進者としてのプライドと能力をぜひ持って欲しいとお願いしたものですが、十分にご理解願えたようでした。
懇親会は途中で退席して、帰路へ。短時間の訪問でしたが、有意義でした。ただ、若い大学院生と話しをする機会はありませんでした。ちょっと距離がありすぎるのかもしれません。
このブログは小倉駅の待合所でかきました。メールチェックもついでにしました。こういう時に限って大きなファイルを送ってくる人がラボにいますがしかたありません。

イタリアのサッカーチームが原発の放射能漏れを理由に来日を中止とか。
中国産の食べ物を一切食べなくなった日本人には文句をいえない中止理由でしょう。

by yanagidamitsuhiro | 2007-07-24 19:59
2007年 07月 23日

産業医科大学での講演、参議院投票まぢか

梅雨明けでしょうか。太陽がぎらぎらと照りつけるようです。

明日は産業医科大学でのシンポジウムに呼ばれていますので、早起きして日帰りで北九州の往復です。いちどは九州宮崎旅行と一緒にして休暇でも取ってと思っていたのですが、いつのまにやらその後に、スケジュールがびっしりで、日帰りとなってしまいました。講演準備もするので、朝から机にへばりついています。

産業医科大学といっても多くの方はご存じないかもしれません。もともとは政府の音頭とりでできたものですが、私立大学です。実際の大学運営費はほとんど税金から出ているはずですから、私立とはいえ国の直営にちかい大学と考えてもそう誤ってはいないでしょう。授業料は高額ですが、産業医を何年か続ければ、返済をしないですむような制度もあり、自治医大などとも似た側面があります。

大学の基本理念は以下のように記されています。

企業に存在する健康管理へのニーズに予防的・積極的に対応し、活き活きとした職場・社会の創造に貢献することが産業医学・産業保健の役割です。産業医科大学では、基礎的教養を身に付けるための一般教育、各分野の専門的教育はもちろん、学内・産業現場での実習を通して、実践的な教育を行っています。

本当は産業医が在野的というか企業や政府に批判的な気持ももちつつ医療に研鑽していただければ、勤労者国民にとってもっとも頼りになる大学になるはずなのですが、あまりそういうエピソードは聞いたことがありません。残念です。
21世紀的には、もっとも人気がありまた有効性も高いはずの医療分野のはずなのですが。
政府というか厚生労働省が金はだすが口はださないとして、この大学の批判精神を高める方向に向かわせれば、結局行政も得をするはずなのですが。

それはそうとして、わたくしはもちろん産業医学にははるかに離れたところにいますが、今回のシンポジウムは基礎生命科学の講演がほとんどなので、わたくしも気楽に自分のやってることを話せます。
主宰者のひとりのK教授はわたくしがまだ30才になったかならないかの頃に、つまりひよこの頃からの知り合いでした。時間はあまりありませんが、昔話しをすこしする時間ぐらいはありそうです。

参議院投票もあと一週間です。
自民党が負けるドラマになれば、ふたりの農林大臣が今回の選挙の狂言回し的な役割をになっていた、と記憶されるのでしょうか。
わたくしはまだ自民党が負けるというシナリオがピンと来ないのですが、もしもそうなれば、隠れた味に、消費税があるのではないでしょうか。本当は消費税の増額というか、どの程度のパーセントでのアップが望ましいかを、きちんと議論していれば、自民党の責任政党ぶりは認められたとおもうのですが、それをせずに教育とか改憲とかそういうものを表に出そうとしたので、国民は嘘っぽさをかんじているのではないでしょうか。
自民党の責任の取り方は、やはり経済と外交なのに、どちらも中心的な議論になりませんでした。北朝鮮との関係も完全な隘路にはいったのが、安倍政権の現状なのでしょうか。安倍首相の絶叫はかなり聞き苦しいし、野党への批判、非難のトーンはヒステリックに近くなっています。
年金問題でも社会保険庁の悪はすべて公務員にあり、徹底的に解体するのが自民党ですなどと、いわれるとその言い方は非常におかしいし、倒錯的な感じを受けます。所詮は行政の長がそんなことをいってはいけないのは、自明の理でしょう。あの悪相の幹事長、官房長官いるかぎり、駄目だなとは前から思っていたのですが。彼等は、首相が暴走したら真っ先にいさめなければいけないのに、たぶん助長してるのでしょう。

どうもこのままではいけないのかな、このままではひょっとしたらひょっとするのだろうか、などと考えだしています。

by yanagidamitsuhiro | 2007-07-23 17:06