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2009年 04月 30日

仕事が早い、なぜフル(flu)を使わないのか、スイスでも感染者、ロンドンスイス陸路で

さわやかな朝、快晴でした。緑がかがやいています。ウイークデーに比良の家で起きるのはあまりありませんでしたが、昨日の片づけ残したこととかしながら、いつもの時間に大学に向かいました。
水田の半分くらいは水が張ってありました。
連休の合間ですが、山科駅や京都の地下鉄の混み具合はいつもと同じくらいでした。
気になっていたH君の研究、昼時に詳しく話しあいました。その間、臨席の若者京大生か、男女が絶え間なくタバコを吸うので閉口しました。昼食後に、理髪へ。ラボに戻って、いわゆる「雑用」の、しかし大学人としては最重要の仕事を急いでやり続けました。こういうことになると、わたくしは、われながら仕事が早い。なんとかいう会社のコマーシャルと同じです。でも、それはやりたくない雑用なので、一刻も早く仕事を終えたいからですが。

フェーズ5という深刻なレベルとなった豚インフルエンザです。世界流行が起きるのでしょうか。起きないように祈りましょう。
インフルエンザの略に使われているインフルはどうもあまり好きになれません。
英語にはしっかりFLUという略語があるのですからフルでいいと思うのですが。なぜか日本独自の略語に固執しているように見えました。
このブログを書く直前にネットのニュースを見ると、あれ、スイスでも感染者が一人出たとか。12日にはバーゼルから入るのですがどうなりますか。
今回は、列車でロンドン、パリ、バーゼルと行くことにしたのでした。飛行機は早朝か夕方しかないということなので、それなら前から乗りたかったユーロスタープラスTGVでいこうと思いました。列車のなかでも仕事はできますし。
マックエアーは軽いからいいのですが、バッテリーの予備は無いので、電源がとれないと、アウトではありますが。

by yanagidamitsuhiro | 2009-04-30 16:00
2009年 04月 29日

快晴さわやかな日、無魂洋才の戦後、国民的リーダーの不在

比良の家で朝起きたら、快晴さわやかな日であること、昼過ぎには温度も相当あがるのではないか、と予想しました。
京都ラボの面々が久々にやってきます。昨日おとといの二日間の研究報告の余韻もあるし、食べたり、自然に親しんだりしながら、研究のこれからを話題にするのにまさに最適な日和です。
妻にはもうしわけありませんが、休みですが大車輪で働いて貰っています。もちろんわたくしも。

あさ畑をみまわると、まだ種類は少ないですが、どれも朝露の中でピンと葉をのばして、姿勢良かったです。気分のいいことです。
朝日に光る比良や蓬莱のやまも穏やかそうな山容をみせています。
木々も思い切り葉をつけましたので、あまりにも混んでいる木はすこし間引かないと。

朝10時半には手伝ってくれる数人が来るので、それまでにすこし別な仕事もしておきましょう。ケージの外に出てしまったブドウの幹を切ったりです。

敬愛する五木寛之氏は日本の戦後は無魂洋才だったといっています。
そうだったのでしょう。ほぼ同感です。
氏はだから駄目、といってるのではありません。それでいいところは沢山あった、戦後の発展も無魂だったからよかったのかもしれない、と思ってるかもしれません。でも平成の20年にまでなって、無魂洋才の限界がとうとう社会のありとあらゆるところで現れだした。
そういうことを言いたいのではないでしょうか。
わたくしにはそう感じます。
いま日本では、だれもが知っている社会のリーダーが本当に枯渇しています。
五木寛之氏は稀少な、社会的リーダーのひとりです。わかいころから長い時代を、いつも社会の注目をあびながら社会にとっての意義のある発言をしています。
俗なことばでいえば、こころざしが高くて、根性が座っていて、千年以上の長い時代のスパンでいつも自分の発言をみずから検証している。そんな風に感じます。
なんでこんなに尊敬できる社会的リーダーが減ってきたのか。分かりません。
実際にはかなりおられるのかもしれません。
ただ、現状のマスコミを利用することにウンザリしているのかもしれません。

中国から帰ってきたあと、テレビで聞く厳しめの辛口発言をする何人ものコメンテーターの発言などをきくと、まるでたいこ持ちの意見かというように聞こえるのです。だれかに阿っているとしか聞こえないのです。これはどうしたことでしょう。
素晴らしい人物は沢山いるようですが、でも入試における一芸の才人のような人たちが多くて、人生での一芸に優れた人という印象です。
身を捨てても平気なひとなどマスコミには出ないのでしょう。

国民レベルでの、真の意味での指導的リーダーなどいまの日本では生まれる環境がしょせんないのかもしれません。しかたがないので、野球のイチロー選手のようなかたに代行して貰っている、というのが現状なのでしょうか。芸能のほうでは、SMAPだったのかもしれません。
無魂洋才、奥の深い言葉です。

by yanagidamitsuhiro | 2009-04-29 08:33
2009年 04月 28日

今日も温度が低い、研究分野の冷遇と重点領域による研究環境の悪化

きのうほどではありませんが、今日も肌寒い日です。
昨日、今日と京都でのラボの進捗状況を報告議論する日です。一人の持ち時間がかなりあるので、わたくしもかなり時間をかけて一人ずつやるので、かなり充実感があります。
さっき終わりました。
あしたは、皆さんを比良の家のほうに招いていますので、今日の夜は特に行事もなく会が終わったら簡単にお茶、お菓子でも食べますか、というふうになっているとのコンパ担当のAさんのはなし。
そういえば妻にはきょうは外で食べるといって出てきてしまいました。まあなんか外で食べていきましょう。あしたの準備もあって大変でしょうから。

豚インフルエンザですが、なぜメキシコでこれだけの沢山の死者が出たのか分かりません。
WHOはフェーズ4に指定したというのですから、世界的にはおおがかりな状況になってきたのはじじつでしょうか。わたくしの欧州行きに影響あるかですが、まあないものと勝手に決めています。
日本のマスコミが騒ぎすぎにならないようにはすべきですが、とりあえず当局が言われているような注意をする必要があるのでしょう。ただまだ国内に一例もないのでフェーズ4の実感はもちにくいですが。

日本の感染症の研究は長きにわたって、冷遇されたので、研究レベルや体制どちらをとっても弱いようです。
ヒトを感染症として襲うものには沢山のものがあります。
インフルエンザやがんをひきおこす動物ウイルス、感染症の原因である膨大な種類の細菌群、それにカンジダのような真菌症の酵母カビ、マラリアのような原虫、ツツガムシのような寄生虫、色々あるのです。
しかし、日本はかなり長期にわたった教育、研究上の軽視、冷遇がいまだに尾をひいているのではないでしょうか。

わたくしは、研究投資や研究費分配における「重点」ということばが、研究にとっての非常にわるい環境作りを助長してきたとおもっています。わたくしの研究などはその恩恵を受けたような面があることは事実ですが、単に激しい研究費獲得の生存競争で生きぬいてきた。その時の、選択が重点かそうでないか、ということだったのです。荒廃するのは当然でしょうか。
いま3000億円とか言うお金がまたまた超重点的に研究費として正規予算で配られるようですが、どうでしょうか。栄養の集中的やり過ぎは、樹木を枯れさせるのにたいへん役立つし、その周辺で放置された他の樹木は立ち枯れて行くのかもしれません。
若者たちも、重点研究領域に吸い寄せられて、そこで過剰栄養になるので、そこが重点を終わっても、どこにいっても通用しない心身になってしまうのかもしれません。

教育では最近、ゆとりというのが目の敵にされてていますが、研究面では「重点」という言葉で、たくさんのかけがえのない研究分野が死滅に向かっているような気がします。

by yanagidamitsuhiro | 2009-04-28 17:34
2009年 04月 27日

民主党についての一つの仮説

寒気がつよくて4月末としては非常に寒いかんじの一日です。

きょうは京都のラボの年間三度の恒例の仕事の話しです。明日もあります。でも全部で9人ですから、いっときの半分以下の人数になりました。三月には5人去りましたから。
そのあいまをぬってこれもわたくしにとっての恒例の血糖値HbA1cの測定で、大学病院で検査。
A先生からとても良かったですよ、と数値をいわれておもわずニコニコ。40才始めに血糖値というかHbA1cを測定し始めて以来の最低値でしょうか。ただ薬は飲んでいますけど。中国での、あるけあるけの観光が良かったのかもしれません。

民主党についてのひとつの仮説を書いてみます。
きのう名古屋市長選挙があって、河村たかし民主党国会議員が当選しました。圧勝のようでした。彼の独得の個人的な魅力による票でしょうか。たしかに若いけれども代表経験者の前原、岡田氏などよりはずっとおもしろそうな人柄でしょう。昨年以来のトヨタの大不調で閉塞感はげしい名古屋にとっては大きな気分転換になるかもしれません。

小沢代表、まだ辞める気配がありません。
ここからが、仮説ですが、やはり彼は選挙前に辞めるのでしょう。
辞めるタイミングを見計らってるのでしょうか。検察捜査に対する不信もあり、また麻生首相の解散の決断とからんで、小沢代表が知恵を絞っているのは、辞めるタイミングなのでしょうか。

解散よりずっと前に辞めたら、誰が次の代表になるかでごちゃごちゃとなるのは自明ですから、麻生首相の解散決断が明確になった時点で、小沢代表は自分も辞めて、どういうプロセスかはわかりませんが、後継者が急遽決まる、こう考えます。
後継者は岡田でもなくもちろん前原などではありえなく、鳩山、菅でもなく、あっと驚く、選挙直前ならなるほどすごいと受けとめられ、「清新さ」「潔白」が売り物の人にする。これで一新ムードで民主党は総選挙に臨む、こういうことではないか、と思うのです。
しかし、候補は選挙期日が決まった瞬間に決めるくらいでないと、マスコミや自民党の猛烈なあら探しにやられてしまうので、秘中の秘にするのではないか、こんな風にわたくしは考えてみました。
具体的な、候補それはわかりませんしかし消去法では上のような人たちではないのでしょう。
政界の練達者はうすうすその路線がわかりだしているようです。
そんな感じがします。

by yanagidamitsuhiro | 2009-04-27 18:22
2009年 04月 24日

隆盛のチャイナ、衰退のジャパン、消毒国家、草なぎ青年

もうすぐ、空港に向かいます。それまでの時間にこのブログを書いてしまいます。

中国から帰ったあとに、おりおりに今日のタイトルのような言葉が頭の中を去来します。
しばらくは、ふたつの国をついつい比較したくなるのが続くのでしょうか。

わたくしなどはライジングジャパンの時期に、青年期を過ごしたのでどうしても今の中国人の生活にいっぱいいっぱいの様子にシンパシーを感じてしまいます。欠点はまだまだ沢山ある中国の欠点をあげつらうよりは、思いのほか、きちんとキャッチアップしてきているという、そして勢いを持って隆盛化に向かっている、そっちのほうに考えがむいてしまいます。
いざとなったら、強権国家の姿は見せるでしょうし、どんなに庶民があくせくしても、政治行政機構が大失敗をしてしまうという可能性があるかもしれませんが、民主国家の日本のほうがずっと閉塞感が強いとう印象を持ちました。
印象は多岐にわたるのですが、なぜ日本を衰退的と感じているか、ちょっと一つ話題をあげてみましょうか。
それは、やはり日本が消毒国家というか保健所国家的色彩を帯びてきているのですね。
ばい菌はみな殺せ、そういう感じが国全体を覆っているような気がするのです。
罪に対する、罰が過剰だなとおもうことが多すぎます。
若い人がおとなしい、おとなしい、といいますが、いまのような社会的なpunishmentがここまで強いと若い人はおとなしくなるのは当然でしょう。この草なぎさんという若者に対する、悪代官の極致のような大臣が、最低の人間、絶対許さない、と宣う、本当にいやな国です。だれも周辺が批判しないのでしょうか。このような過剰な、罰を与える風潮はまもなく最高裁で判断がおりる堀江氏の経済活動に対する懲罰も社会の元気を無くならせる一つの原因でしょう。医療の分野でもとくに少数派の医療をする医師にはげしいバッシングが起こります。並の神経ではこの消毒、保健所国家を生きていくのはたいへんです。消し去るのでなく、残していって、毒も薬である、という長年人類の知恵を再認識すべきなのに。
特に問題なのが、一生人に罰を与えることを生業とするような人々がいま日本でいちばん羽振りがいいと言うことです。
わたくしは人々に懲罰をあたえて生きていく人々は社会にとって不必要とはおもませんが、社会の隆盛化にはもっとまったく別な人々が必要だと思うのです。
そういうわけで、過剰な懲罰国家ジャパンは衰退に向かわざるをえない、と思うのです。
中国でも懲罰はあらあらしいかたちでは起きているようですが、日本のような一見ぬるま湯社会なのに、この草なぎ青年に対するはげしいまでの社会的懲罰をみると社会の硬直化を強く感じざるを得ません。どうしてもっとゆるやかに対応してまた簡単に許してあげないのでしょう。わたくしなんかは許すどころか、よくやったな、あっぱれと肩を叩きたい位です。しょせん、コマーシャルも降りるし、番組もおりるし、ほっといても本人にはつらいことが沢山起きるでしょうし。しかし、いい青年ではないですか。
普通のひとがたまに狂ったようなことをしてしまう、それが人生だし、そこが人生の面白さでしょうが。ドラッグも飲んでないし、家宅捜索されてもなにもなにも出てこない、やはりテレビにでてくるあのなんともいえない好青年の顔つきが、彼の平素の姿なのでしょう。それが酒を飲み過ぎると、ああなる傾向があったのでしょう。大声を出さなければこうはならなかったでしょうから、やはり何かよほど、鬱屈していたものがあったのでしょう。

by yanagidamitsuhiro | 2009-04-24 13:07
2009年 04月 23日

やりましたかあっぱれ草なぎ剛さん、暗雲の大学院記事、民主党の沖縄県会議員の訪問、

今日の沖縄、またまた寒いくらいです。

別なことを書こうと思ったら、人気者のSMAPの草なぎ剛さん、公園で大騒ぎ素っ裸で騒いでいて、わいせつ物公然陳列ですか、現行犯逮捕とか、これに触れずにはいられません。
人気者はつらい、それになんだかいつもいつも温厚ににこにこ笑って、善意の大使とかそんな役割をやってるのですが、たぶんそんな役割に疲れて地が出ざるをえない瞬間があるのでしょう。

深夜の公園一人で大騒ぎ、孤独だったのかもしれません。新聞のネット記事では業界では酒癖が悪いので有名だったとか。さっそく沢山のCMがテレビから消えたとか。素っ裸になる癖があったのかな。家の中ならいいのですが、公園で長いこと絶叫して騒げばだれか警察を呼ぶのもあたりまです。
でもわたくしいいじゃないですか、これくらいいいじゃないですか、といいたいです。酒癖が悪いのは好きになれませんが、こういうストレスの発散を複数でなく、一人でやったとは、あっぱれとしかいいようがありません。芸能人のひとりでやったパフォーマンス、逮捕されたことも含めて、快挙として記憶にとどめたいです。
警察も逮捕したのは当然、人気者に容赦しない、フェアーでたいへん結構でした。マスコミも大きな話題ができて、よかったね。草なぎさんにも大きな「みけんの傷」ができてこれでかなりの貫禄もこれからはでて、三方得(毒?)の事件でした。

最近沖縄の大学院に暗雲という類の記事が沖縄の新聞に踊っています。
というのは、民主党が現在の国会に出されている、私立大学として建学するという案はどうか、賛成できないという意見をまとめて、現法案が国会で通る可能性が低くなったらしいのです。ただ大学院に反対なのではない、ということです。国立大学のほうがいいという考えは当然ありうるのです。わたくしは意見を聴取されれば正々堂々開陳しますが、このブログで私見を述べるのは、立場上やめておきます。ただ、ここの組織は大事件として扱っています。しかし世の中には色々意見があるのですから。

それと関係があるのか、ないのか分かりませんが、午前中に沖縄県議会の民主党の議員さんが三人来られたので、15分ほど、研究内容を説明しました。さすが議員さん、政治家ですから、反応もあり、はなしが往復しました。ちょっと研究以外のことにも話題が拡がりました。それは沖縄がやるべきこと、努力すべきことは、世界の一線の研究者などが訪問して、喜んで長期滞在したがるような環境を作ることだと思うのですが。最後に、新聞に出ていることについて、本気なのですか、と聞きました。返事がなんであったかは、ここで書かないことにしましょう。

by yanagidamitsuhiro | 2009-04-23 15:14
2009年 04月 22日

京都あっての沖縄ラボ、わたくしの勤労時間割

わたくしの研究生活もながいのですが、最近は自分の推進する研究が途上状態、つまり上り坂にいることを痛感します。
こんな感覚は、40才の頃に戻るような気がします。しかし、体はもう立派に前期高齢者ですから、あたまのボケ加減で、現役のみなさんと真っ向勝負することになります。

ふたつのラボを現役でない老ポスドクのわたくしが経営しているという、図式なのですが、なぜふたつもラボを経営しているのだ、けしからんという声は聞こえないわけでもありません。しかし、そんなものアホやと陰でうそぶいています。

山紫水明の京都に拠点があるからこそ、沖縄の研究が二皮も三皮も向けているのだ、ということにわたくしの周囲、とくに沖縄側の行政側では理解してくれないようです。いなかのおねえさんが、京都に三ヶ月もいたらたいへんなぺっぴんさんで帰ったなんて言う、たとえを言ったら誰かにとんでもなく怒られそうですが、しかしわたくしの実感はそんなものです。沖縄のあの環境だけで世界トップの研究するなど、至難のことです。京都と言ったり来たりしてくれる、沖縄研究室のメンバーたちは本当に幸せだし、色んな刺激をうけてそれで京都に一度来ていろいろ話したりするだけでも、数ヶ月はいい影響が残るのです。京都にいながらのんべんだらり成果もあげられない連中などは本当にタカラの持ち腐れなのです。
わたくしなんか、20代で英国ケンブリッジで、全部で3か月しか研究しなかったのに、40年後のいまもその影響で現役の最前線をはっていられるのです。

そんなときに、あなたの京都と沖縄の勤労の時間割はどうなっているのだ、前もってパーセントをきちんとせえ、さもないと絶対許さない、などと言われると、わたくしの研究をあんたらは妨害しようとするのか、といいたくなります。
だいたい、一週間に40時間働く人と、一週間に70時間働くひとの、勤労時間%などを提出させてそれでどう比較しようとするのだ、といいたくなります。
いわんやこの時代、わたくしが比良の家で朝から晩まで、沖縄で出たデータをああでもない、こうでもない、とやってる時間をどう割合に入れるのだでしょう。京都や沖縄でやっている仕事はいまや渾然一体、一日最低12時間働くとして、内訳など考えてやるはずがないでしょう。自然に働いているもので、それで朝が明け、夜がくれるのです。
外国に行って今日は、京都の研究の発表、あしたは沖縄の研究の発表、明後日はごっちゃの発表、こういう時はどう割り振るのでしょうかね。そんなことをやっていたら、立派な人事担当役人か社員にはなれとも、いい研究など出来るはずもありません。
世の中、衰退に向かうと、こういうものがはびこりますね。沖縄の研究はまだ始まったばかりで、衰退するにはまだ早いのですが、公務員叩き、税金の無駄遣い叩きの風潮が高まると、内閣府あたりの組織末端ではこのようになってしまって、わたくしのようなへんな人種は目のかたきにだんだんされていく、という実感をもつこの頃です。
目のかたきにされても別にいいのですが。今を生きているわたくしとしては。

by yanagidamitsuhiro | 2009-04-22 17:19
2009年 04月 21日

かわいそうな関西空港

朝9時20分発の那覇行きに乗るには、やはり早起きしないといけません。比叡山坂本6時20分くらいの電車にのらないと「はるか」にうまく乗り継げません。これで関空ではだいぶ長い待ちあわせになるのですが、次のはるかでは、ギリギリというわけです。
乗ったJAL機は満席で修学旅行団体が二組もありました。
朝の関空はそこそこ乗客はあってもみな国際線に向かっていて、国内線は閑散としていて、ほんとに可哀相な感じです。23番ゲートの那覇行きには乗客は沢山(とはいっても300人くらい)待ち合わせてはいるものの、その先はずっと先までがらんとしていてまったくの無人状態です。

かつての大阪人は東京に対抗心を強く持っていたものの、もういまや無いのでしょう。ほとんどの大阪発の大企業が東京に本社をもつようになってしまってますし。東京に負けるか、などというのはなんとかいう女性歌手くらいですか。

伊丹空港を抱えて、さらに神戸空港まであって、東京に空港で勝てるはずがありません。
大阪人の矮小なエゴを見るようです。知事がどんなに頑張って関西空港を浮揚しようとしても大阪人がみずから、墓穴をほっているのです。伊丹が無くなったら絶対駄目、これが大阪人の正直な気持ちのようです。
こんな国内線の状況では、国際線もそのうちもうどうしようもなくなるのでしょう。
実際もう国際線も駄目という感じは、関空からロンドンへの直行便がないことからあきらかです。
来月スイスに行くのですが、計画段階でロンドンに直行でいく可能性がまったくないのはつらいものです。
米国やカナダへの直行便などもほとんどありません。
もう末期状態なのかもしれません。これだけの大きな人口と有名観光地も抱えているのにです。
だいたい沖縄のラボでも神戸空港のほうが便利とか言ってます。
わたくしも今回帰りは神戸になっているのも、適当な便が関空向け便が減っているのです。

大阪人を責めてもしかたないのですが、みずから血を流さないと、関空は浮揚しないでしょう。よく言われているように関空発の便ではビジネスクラス客が日本人ですくないとかで儲けがうすいのだそうです。
橋下知事は問題の所在をよく分かっているようです。頑張って欲しいものです。
わたくしも関空愛好派なのですが、これだけどんどん便が減ってくると、どうしたものだろうと考えてしまいます。はるかが30分おきから1時間おきにでもなったら、わたくしも成田までいくことを真面目に考えるようになるとおもいます。

by yanagidamitsuhiro | 2009-04-21 15:36
2009年 04月 20日

アジア人研究者のための組織 (続き)、次世代機、メタボローム

先週AMBOのことを書きましたら、トロント在住のFさんという若い研究者のかたからぜひそういうものを作るべきという、力強いメールを頂きました。
こういうものは大勢でやるというより、ごく少数の情熱家がだんだんと沢山のひとびとの賛同を集めて、最初は小さくてもしっかりした「芯」になるような組織を作りはじめるといいのだと思います。
大ボスがやれ、といってもそう若者は動かないでしょう。
若者中心でやれたら最高でしょう。
人々の往来は沢山あるのですが、そのなかの一部の非常に良質な人々の往来に、往来のための資金提供ができるとだんだん情熱家が増えてくるでしょう。つまりAMBOのための「奔走者」がでてくるといいのです。たとえ5人でも10人でもでてくればいいのです。
「奔走者」はやはり「無私」であることが一番の資格でしょう。
それと同時に無国籍的な思想の持ち主だとさらにいいのでしょう。
こういうものは自分の国の利益などを議論にもちだされたらうまくいきません。
現在、東アジアにとっては好機到来でしょう。
しかし、インドとオーストラリアを無視したらうまくいかないでしょう。
韓国、台湾、中国、日本にインドとオーストラリアを加えられれば、AMBOの原型はできるでしょう。でもなんのために作るのか。
前回書いたとおり、地域内の発展とくに経済的発展のための通貨統一がある現実味を帯びているのですから、研究者が域内で一緒に域内のために働いてみよう、なんらかの統一性が生まれるのなら、まずAMBOというようなもので共通的な活動を一緒にしてみよう、こんなところでしょう。もちろん研究者のボランティア精神が不可欠でしょう。わたくしも、シンガポールやインドの若者研究者とつきあってきて、ボランティア精神はかなり持っています。しかし、無私でもないし、また大年寄りですから、老兵、つまり一兵卒的な任務が一番いいのですね。
ひょんなことからひょんなことになる可能性もありますので、書き留めておきました。

あしたから沖縄です。
次世代の配列決定機からの情報が出てくるようになってから、わたくしの生活はまたまた一段と忙しくなってきました。しかし、楽しいです。この装置からの情報がこんなに楽しいものとはまったく思っていませんでした。
それとメタボロームも面白いです。ただ議論をする人たちがあまりいないのが残念です。でもまあそれでいいのかもしれません。色んな思惑でやっている人の多い中で、なんの思惑もなく純粋な好奇心でやってるわれわれにしか見えないものがあるはずです。

週末は畑仕事を頑張りました。ずいぶん進行してこちらもほんとに楽しいです。

by yanagidamitsuhiro | 2009-04-20 17:10
2009年 04月 17日

イチロー選手、森和俊さんの受賞、藤沢久雄さんの訃報

イチロー選手が日米で打ったヒット数が張本氏が作った大記録を抜いたとのニュースです。
日本のマスコミがこれを大きく取り上げるのはいいのでしょう。誰もが張本氏の記録は抜けないと思っていた時期があったでしょうから。今日は張本氏の目の前で3086本目を打ったとか。タイにならんだ昨日は満塁ホームランとか。天才、千両役者的な選手としての振るまいはもちろん、いまや日本国民の好感度ナンバーワンとなりました。あのWBCでの「独得の耐える」態度と「最後の決定的打点」によってウエットな日本人にもとうとう完全に認められたのでした。わたくしもこのブログでイチローを取り上げたのは25回目になったようです。
時代を自分のものにたぐいよせた経過はこれからも何度も何度も語り継がれるのでしょう。
人気と実力がかならずしも一致しない日本では久しぶり、相撲の大鵬以来なのでしょうか、完全に一致したのは。

そういえば、理学研究科の森和俊さんがカナダの大きな賞を山中さんと一緒に取られたとの嬉しい報道がありました。
森さん、わたくしの娘夫婦の剣道部時代の先生でお世話になったとのことでした。そういう、私的なことは別として、森さんのひたむきな学風と人柄、これからもますますご研究が発展していただきたいものです。いちど背水の陣となって頑張った人はみなさん違いますね。

理学部からの弘報をみていたら最後に訃報があって、小関治男先生のほかに藤沢久雄さんと原田英司さんの名前をみてびっくりしました。かつての同僚で長年にわたって理学部大会議室で月々に会っていました。
藤沢さんは研究分野も非常に近い時期がありごくしたしくつきあっていただいた時代がありました。
ご冥福を祈りました。

by yanagidamitsuhiro | 2009-04-17 15:12