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2009年 10月 31日

感動のスピーチ、それにひき替え首相のリーダーシップは、

お昼に長丁場の会も終わりました。
最後の講演のあとで、Paul Nurseさんが10分ほど締めのスピーチをしました。昔から彼を知っているものとしては、もともと上手な演説が一段と進化していて、わたくしは内容的にもまたしゃべる技術の両面で感動してしまいました。この分裂酵母という微生物がもうUrs Leupold先生以来60年の研究史をもつこと、50年前からはじめたMurdoch Mitchison先生はお元気なようでその近況を述べながら、この研究コミュニティがいかに今日にいたるまで発展してきたかを無駄な言葉ひとつなくしかもみんなが元気づけられるような内容で実に見事なものでした。彼のようなリーダーがいるおかげでこの分野はまだまだ発展的にやっていけるでしょう。ノーベル賞受賞者でもありロックフェラー大学の学長でもあり、研究面だけでなく他の色々なところで世界的な影響力を持つ、超一級の人物です。しばしば演説をしているとは思いますが、本当に秀逸な内容でした。しかし一方でかれは決してその場の思いつきでしゃべるのでなく綿密に草稿を検討しているのです。長年のつきあいで知っています。この10分ほどのスピーチも準備を十分に練っていたに違いありません。
2年後の次の会議が楽しみです。彼の言うとおり、今回の皆さんの発表のレベルは本当に高くわたくしも充実した気持を持ち続けて、この6日間を過ごすことができました。

リーダー一人で世の中がガラッと変わる。起きうることです。日本の民主党政権はどうなるのでしょうか。年内のうちにはっきりとした目に見える成果を鳩山首相はあげないと、期待先行で大きかった彼のリーダー像はだんだん色あせるかもしれません。感動を与えるようなリーダーの言葉が国民にそれほどは伝わっていません。マスコミがいろいろ書きたてている波乱要因のうちの、政治資金問題は本当は根が深そうですがいまのところはあまり問題として噴出しないでしょう。
でも小沢幹事長がしきる党運営問題が深刻化していくかもしれません。というのは小沢氏はたぶん鳩山首相の上に党運営の方針を置いているでしょうから、方針について誰がなんと言おうと意見は曲げないでしょう。そしてそれに追随する人たちは民主党内で実は多いのいでしょう。忘れていけないのは、民主党は軍団と言われた元田中派と規律好きな労働組合派が作ったものです。サロン愛好者は党内少数派でしょう。小沢ボルシェビキと鳩山メンシェビキの戦いがそのうち民主党内であるかもしれません。マスコミはもちろん鳩山メンシェビキを応援するでしょうが、民主党がもはや国家権力を握る党だということを忘れていると、痛い目にあうのかもしれません。
国家の成り立ちについての意見の違いで政党が複数あるのがいいのですが、それで政権交代ができるのは夢のまた夢なのかもしれません。国民としては政権党が無目的に暴走しないためにも力と内容のある反対党があるといいのですが、困ったことです。反対党のはずの自民党はもう駄目なのでしょう。日本世襲党とでも名前を変えたほうがいいのでしょう。世襲でない議員が集まって新しい党を作ったらいいのかもしれません。
それとも小沢氏がそのうちもう一つの党をつくるのかもしれません。この人の評価は棺のふたをおおうまで定まらないような気がします。まだまだこれから真の影響力がでるのような気がします。マスコミもたまには提灯記事を書いて関係をやわらかくしてもらいたいものです。さもないと小沢氏の真意が国民にさっぱり見えてきません。

by yanagidamitsuhiro | 2009-10-31 19:36
2009年 10月 30日

会合の成功、美しい国のバー街、

とうとう5日目となり、会期もあした午前中までです。
この国際会議は450人程度の参加者でうち6割が外国からということです。
初日を除いて毎日ぽかぽかといい陽気でして参加者も遊びにいく時間がほとんど無いのですが、それでも休憩時間や食事などには外にでて楽しんでいます。
研究者の多くは大学で学生とも接していますから、日本に好印象をもってもらうことはとても大切です。わたくしたちは国を代表はしませんがおのずとお国柄を反映していますから、日本人のやる会合はたいていとても良くできているのでして、これも皆さんに評判が良いようです
日本はやはり観光がとても大切だとおもいます。
そういう意味で、安倍内閣が美しい国というスローガンを掲げたのには好感を持ったものです。美しい自然と文化を持っている国に住む人は親しみ深くおもわれるでしょう。ただ、どう作るかというかなにを美しいとするかそのあたりが大切でしょう。
昨日話題にした新宿ゴールデン街、昔はどこにでもあった盛り場なのに、いまや本当に貴重な存在です。くる人が若い人も多いので、活気があってむかしよりもずっとよく見えるのです。
ゴールデン街を美しいと思う人は昼間は少ないかもしれませんが、夜ともなればなんともいえない「ノスタルジックなうつくしさ」をわたくしは感じました。店の入口においてある椅子のうえで眠る三毛猫も風景にピッタリです。店の中もなんともいえない雰囲気があり、流れる空気とあわせていまや本当に日本が本当に誇れるバー街であることはまちがいありません。ただ、外国人だけがあつまりだすと、急速に雰囲気が劣化するという意見もありました。たしかに光景になじまないのですね。かれらを風景になじませる努力をする必要もあるのでしょう。

by yanagidamitsuhiro | 2009-10-30 14:58
2009年 10月 29日

新宿ゴールデン街

昨日は早めに終わったので、でも10時近かったのですが、英国からのIHさんとカナダからのPYさんを誘って新宿歌舞伎町に行きました。実は30年くらいは行ったことがない、ゴールデン街に行ってみたかったのです。結構いい雰囲気でした。昔がどうだったのか記憶も無い位なのですが、あんまり変わってないのではないか、と思わせました。二人とも大変喜んでビールなどを飲んで楽しくおしゃべりをしました。こんなせまいところに290軒もバーというか飲み屋があるのですから驚きです。
世界遺産とは言いませんが、日本遺産として残したい、と思ってしまいました。

2009年10月29日で4日目ですが、勉強がますます楽しいです。国内でやる一級の国際会議にでるのはほんと楽でいいし、極楽です。ただ、一泊2千円の部屋はやはり極楽にほど遠いようで、人数分にほど遠い共同トイレや浴室の利用が困難で大変とはききました。

by yanagidamitsuhiro | 2009-10-29 14:07
2009年 10月 28日

3日目、オリンピック青年センターの印象

きのうは盛り沢山のプログラムで疲れました。
今朝は隣接する代々木公園を散歩しました。
ジョギングの人が多いのですが、それよりもはるかにカラスが多くてうるさいし空からなにかひっかけられるのではないかと、心配なくらいです。カラスに注意と看板ありますが、どう注意すればいいのか。それにやたらに歩行者禁止という看板が多いのに驚きます。サイクリング道路だから歩くな、といっても他に歩くところもないし、みな歩いています。カラス以外はよく整備されていますが、柵とか、注意書きばかりで、レストランも娯楽施設もほとんど無く、これじゃ、都民に人気の高い公園ではないでしょう。

この国立なんとか青年なんとかセンターについての印象が変わりましたのでちょっと書いておきます。
ここの宿泊施設はとにかくものすごく安いのです。大学院生がとまるところは一泊2千円とか聞きました。5泊で一万円です。朝食は500円、参加費を払うと昼飯、晩飯と晩餐会も参加出来て合計3万円が学生さんなのでともあれ安い。
うっかりしてわたくしが泊まっているところの料金知らないのですが、でも同様に非常に安いのでしょう。合計4万くらいのものです。だから安いのは七難隠す、というべきでしょう。
その割には居心地は悪くないです。朝食も眺めがいいし。
だからパジャマもないし、部屋の掃除もまったくないのはしかたないでしょう。なにか変わっているかと思ったらタオル(かなり小さい)が代わってました。だから門や受けつけにいる男性のなかにやや粗雑なものの言い方をするのもしかたないでしょう。小学生が沢山泊まるようです。

でもコーヒーを作ってくれているここで働いている青年は民主党政府になったので、ここの将来も心配だといってました。そう、安い以外に取り柄がなくて、沢山の文科省の退職の人が来るのなら、なにか変えないといけないのでしょう。
きょうもスケジュールはびっしりですが、すこし体と頭が慣れてきました。

by yanagidamitsuhiro | 2009-10-28 15:05
2009年 10月 27日

二日目、民主党政府の研究費政策と1強100弱問題

400人以上が参加したとのこと。海外組が多数ですから、しゃべっているうちに自分が東京にいることを忘れてしまいます。同じ酵母という名前がついていても出芽酵母主体の国際会議の雰囲気とはかなり異なります。分裂酵母では昔ながらの遺伝学や細胞生物学を基盤にした研究をする人たちが多いからではないでしょうか。古きよき時代、という言葉がまだなんとか生きている分野です。昨年のトロントの会は出芽酵母の人たちが圧倒的に多かったのですが、先端装置を使って大量データを得るシステムズバイオロジーというのか synthetic biologyとかそういうものが非常に多かったので研究者の顔つきや挙動がこことはちがうのですね。

民主党政府の政策で注目しているのは、科学技術総合会議をどう運営していくのか、麻生内閣の時のメンバーがどんな風に変わるのか、そのあたりをみれば分かるような気がします。
官庁ごとにばらばらに出しているので、悪名高かった環境ホルモンの時はいくつもの省庁が似たような研究費を出していました。現在ではiPS細胞といえば泣く子も黙るのであちこちでばらばらに立案されて研究費が出てきて、関係ない研究者は指をくわえてみてるだけです。
わたくしが現在頂いている研究費はJSTの通称「戦略」とか「CREST」というものです。この戦略のテーマ選別がとかくの話題になるのですが、誰が決めているのかはまったくわかりません。
トップダウンで決まるというのですが、誰がトップでどう決めるのか分からないのです。
大抵は科学技術総合会議で総花的にいわれたことが選ばれているのです。
この会議はこれまでの自民党政府では大切でした。でもこれからはどうなるのでしょう。
1500億円近くの国家予算を使うJSTがなぜ国家として必要なのか、わたくしの周囲のだれもちゃんと説明出来ません。
研究費としては文科省の特別推進研究と類似しているのですが、こちらはJSTと異なってボトムアップです。
われこそはと誰でも応募できるのです。科研費の多くは基盤と言って、だれでも応募できるのが一番大切です。
分野を定めているのでも、研究者が自主的に応募して、厳しい競争をくぐり抜け最後は審査会での口頭での説明をして高い評点をえる必要があります。
それに対してJSTのほうの選定方法はとくにテーマの選定がはっきりしません。
応用偏重としか思えないのです。この研究分野がなぜ、どのようなプロセスできまったのかわれわれに分かるように説明してもらえるといいのですが。
自分でJSTの研究費をもらっていて批判的なことをいうのは気がひけますが、でも研究費は研究者の死活問題なので、だれだか分からない人たちが特定分野を戦略と称して国家的に推進するのはやはる解せません。

ユニクロの一番えらい人が日本で一強百弱だったのがいまは世界の一強百弱のなかの強をめざすと言ったとか。本当はどういったのか知りませんが、でもその「気分」は分かるような気がします。グローバルになった今の時代の気分を示しています。
いま基礎生命科学分野でトップクラスの研究者になるということは、もちろん世界標準でしか意味がないし、それにはかの御三家のジャーナルで発表するしか意味がない、これがしのぎを削る人たちのあいだでの、気分のようです。それを否定するのに勇気がいるようです。
この1年か2年のあいだに御三家に二つ三つ論文をだして反響があれば研究費に関しては安全圏でしょう。これはどこでもどこの国でも今や同じでしょう。しかしそういう人は滅多にいませんから、まさに1強100弱なのです。
どこの大学も研究所も研究費は大変ですから、研究者のお尻を叩きたい人たちはなんでもいいから御三家に論文を出せ、さもないとあなた失職するかそれとも研究費は激減しますよ、こういうことを場合によっては露骨にもしくは婉曲にいわれているのが今の時代の気分なのです。それに抵抗するのは難しいので、強の道をめざさないなら、声をひそめて次の次の時代の研究課題をやれる場所を探すのがいまを生きぬく最良の知恵だとわたくしは思っています。そのためには飢餓にも耐えなければいけません。

by yanagidamitsuhiro | 2009-10-27 17:39
2009年 10月 26日

無血の平成維新、国立オリンピック記念青少年総合センター

鳩山首相は初めての所信演説でこういったそうです。政権交代は無血の平成維新であると。国民生活と弱者を重視した「友愛政治」の実現に向けて決意するともまた緊密かつ対等な日米関係を基盤とするとも述べたそうです。
言やよしです。
政治家が久しぶりに国民に啖呵を切った、と思いました。啖呵はすこしけんか腰に聞こえるといけないのですが、でも政治家はこれだけ頑張るから国民の皆さんもよろしく、正論でいきましょう、というような演説と聞きました。
いいと思います。いやだいやだという層もあるでしょうが、おおよその国民はしばらくはついて行くに違いありません。

さっきこの国立オリンピック記念なんとかという、官僚的な場所に着きました。入口から言葉遣いがいまどきないくらい威張っているように聞こえる人が立っていました。
この独立行政法人の宿泊センターと会議場に5泊もします。
さっきフロントの人にこれほど親切なところはいやあ久しぶりです、と嫌味をいってしまいました。
文科省関係の独法では組織としてはいちばんこなれてない方なのでしょう。

まもなくレセプションでそのあと3人の講演がありますが、一人はわたくしですので、このあたりでやめて最後の準備をしますか。
外はあいにくのつよい雨です。

by yanagidamitsuhiro | 2009-10-26 16:37
2009年 10月 25日

週末農業考

この時期、農閑期がもうすぐです。夏の盛りの植物に圧倒されそうな気持が、いくぶん人間優位になってあっちこっち片づけたりきれいにしたり、それでもまだまだそこそこの収穫がある、余裕のある時期です。あしたから東京での国際会議で最初の日の夜にしゃべるので準備をしていますが、息抜きにちょっと週末農業のことを書いてみます。

最近、農に対する関心が非常に高まっています。団塊の世代がかなりおおぜい興味があるのではないでしょうか。耕耘機なんかもずいぶん売れているようです。
わたくしが週末農業をせっせとやりだした10年くらい前とは大違いです。
庭で小さくちょこちょことやるのは30代後半でも試みたのですが、庭が狭すぎるのと、お小遣いが足りなくて、楽しくは出来ませんでした。つまり週末農業あんがいお金がかかるのです。肥料もただではないし農機具も一通りいるし支柱とかなにかやろうとすれば苗を買ってやることが最初は多いし、なんだかんだ投資が必要で懐がピーピーしていた30代や40代始めの頃はやりにくいのです。

時が経って、いよいよずっと広い土地をもって農業を始めると、こんどはお金があってもどうにもならない壁が案外あるものです。それは農民には許されても、われわれには駄目というのが沢山あるのです。水利権なんていうのも驚くほどの排他的なものです。目の前の水をつかえず水道水を使わざるを得ない、なんていう話はどこにもあるでしょう。テレビ番組ではいつも美談風にお話しを作っていますが。実際の農家のひとたちは大半は非常に親切でいろいろ教えてくれますし、気さくに話せても、規則は随分不親切なものです。そもそも農地を我々が買ったり出来ないのですね。
ですから、美味しそうな記事や番組ばかりが出まわっていますが、そのあたりを十分しらないと途方にくれることもあるでしょう。収入を得ようと思うのなら、気軽に出来るものではないのです。

ですからわたくしがやるような週末だけに時間を限定して、作物が出来たら良かった、出来なかったらやれ残念、猿飛に食べられてもちょっと淋しい気持を持つくらいの気分でやらないと、落ち込んでしまうものです。そもそも最初はわたくしは健康管理のため、ということで始めたのでした。今でもそういう風におもっています。でも人間向上心がありますから、すこしずついい成果をあげたい、こう思います。来年もうすこし頑張ろう、この来年がいいのです。いろいろ試みるのですが、みんな成果は一年に一回というのもなんとも言えない、良さがあるのですね。

お金なんか手元や銀行においても何の利用価値もないのが土地はこんな風に遊べますから、土地の価値は高いとよく私は思います。

by yanagidamitsuhiro | 2009-10-25 16:01
2009年 10月 24日

民と公、ポルトガルワイン

日本ではむかしから民はかなりえげつないこと、金銭的にかなり灰色でもしかたない、しかし官というか公は清潔でなければならない、という感覚がありました。民はそうしなければまともな商売をやっていけないこういうことです。西松建設を批判する人がいなくて、いっぽうで小沢代表や秘書はけしからん、こういうことになるのですね。金を出す人がそもそもいなければこういうことは起きないのに。
じゃあ郵便とか国鉄が民営化になればかなり民的なヘンなことをやっても見逃していいのか、こういう問題がありました。かんぽの宿の売却はとてもヘンだといわれました。でも民だったらしかたないじゃないか、大坂の住友さんがやってるのだったらどんなに上品そうにやってもアヒルの水かきのように相当な便宜は裏でしてるでしょう。誰でもそう思うわけです。ところが郵便はいっぺん民だったのがまた公にもどりそうで、そうなら公の感覚で簡保売却を見ると、ひどいことが相当あるようです。さあどうなるのでしょう。
 民になったJR西日本、ひどいことが沢山あったようです。尼崎の大事故でとうとう問題が隠せなくなりました。信楽の事故の時にもっと批判的にやっていれば、尼崎の事故は起こらなかったに違いありません。わたくしは個人的な見聞でJR西日本は骨の髄までひどいのではないか、という不信感をもったことがあります。事故とは関係なく。でも書くと迷惑がかかる人がいるので書けないのです。いま、JR西日本の歴代の社長が尼崎事故の責任で起訴相当と言われてるようで、ぜひこういうのもやって欲しいものです。いまのJR西日本てほんとに民間会社なのか、たぶん民でも公でもない不可思議なものなのだと思います。ただ創設者が甚大な影響力を持っているのじゃないかと想像します。とりとめないですが、官、公、民とかで随分扱いが違うのですが、私立だいがくといっても国の税金が沢山入っているように、こういうレッテルの違いで扱いを大きく変える日本の昔からの伝統的感覚はもう捨てる時代だと思うのですが。みんな平等に見たほうが日本のためになるでしょう。やっと自民党べったりだったいろんな民の組織に厳しい目が向けられるのはいいことだし、必要があると思うのです。

きょうは比良の家のほうに来ました。刈り払い機で草刈りです。ながいことやってないので時間がかかります。森のほうは広すぎるので紹介されたかたにお願いしてやってもらっています。
ストーブの薪はことしは70束くるということです。
トマトが完熟しておいしいこと。つまんでみると、ほっぺたが落ちそうなくらい美味しい、と思いました。なぜか子どもの頃からトマト、キュウリは好物でした。畑でちょっと拝借してものすごく農家のおじさんにおこられたのを思いだします。
ナスも一カ所だけまだ美味しいのを作っています。
最近、ポルトガルのワインを買っています。いっときオーストラリアのにこっていましたが、なんか安定していないので、この滋賀県にベースのあるチェーン店でポルトガルのが安くてそこそこなので飲んでいます。一本500円なんていうのもありますが、それでも案外いけたりします。
一番高い値段で1600円ですから、いろいろ試していけます。フランス、イタリー、スペインとも異なった味で面白いです。それから、日本のワインも案外いけるのがでてきているようです。調査中です。

by yanagidamitsuhiro | 2009-10-24 17:31
2009年 10月 23日

せかせか9500歩、片づけ、すこしずつ聞こえてくる新政府の政策

きょうは午前中からせかせか歩かなければならなくて、昼飯をたべたあとではもう9500歩でした。
というのも朝、採血があり京大病院の検査に行くのでしたがうっかりして予約の紙をラボに置き忘れたので、いちどラボにきて、11時頃からそのあと病院を往復したからでした。検査は空いていてすぐ血を採られました。でも会計が遅くて20分はかかるというのでブルーパロットをひやかしてきました。

来週月曜から東京での国際会議なので、研究費申請も終わったし、ちらかったデスクなどを整理すると、意外にいろんな書類にはちゃんと対応しているのに驚きました。まずい、忘れていた、というのがありませんでした。これも秘書のSさんのおかげです。

申請書はなんどもなんども読み返すので、色んなバージョンが机に積んでありますが、おもいきりよく捨てられます。ペーパーレスとは言われますが、推敲するのに紙のほうが早いし誤りも、変更もしやすいとわたくしには思えます。ラフな原稿のうちはパソコンスクリーンでいいのですが、やはり終盤に入ると、紙が必要になってくるのです。

きのう辞めたい辞めたいと書きましたが、その理由の一番大きいのは現場の研究に取る時間が欲しくて、すこしでもそちらに時間をかけたい。わたくしに残された時間はそうないし、研究の現場が面白くてたまらないので、本当に研究に専念したいのです。
いざとなったら、過激な手段も取ろう、と最近は覚悟を固めて来ました。

新政府のの科学関係の政策がすこしずつ漏れ聞こえてきました。
文科省の副大臣のひとの説明を新聞で見ました、基礎重視らしい。そうなら、ありがたいことです。科研費、2つの項目がなくなったのも基盤の研究重視という文科省の説明がきょう廻ってきていました。なるほど、そうならばいいことです。申請の種類がやたらに多いよりもじっくりと研究が出来るように分かりやすい申請がいいに決まっています。
科研費の審査は国内では最高水準でフェアーですから(すくなくともわたくしが申請してきた分野では)ある程度の充足率に達するのなら、研究者の焦燥感というか飢餓感はかなり軽減するでしょう。
ただ、来年は雇用されているかどうかわからないという身分不安定なポスドクなどが非常に多いのです。このひとたちを政策的になんとか考えてもらわないと、大学院生からもう先が心配でおちおちやってられない、という風になっている、と皆さんおっしゃいます。わたくしはもう学生を取っていませんのでそのあたりは分からないのですが。
研究をするというのは、今のわたくしにはすべからく研究費と人件費を獲得してからのことになっています。それが駄目なら、消えるのみです。

by yanagidamitsuhiro | 2009-10-23 15:14
2009年 10月 22日

人事とはレッテル貼りなのかな、当事者の周辺の真空地帯

人事は難しい。
郵便の新トップの人事は元大蔵の偉い人なので、脱官僚ではない、ということで新聞はそうじて批判的なようです。亀井大臣も元官僚なのですが、そうは言われないのはやはり選挙でなんども通ってるからでしょうか。そのうえ、この斉藤氏は小沢氏ともかつて大変親密なので、2つのレッテルつまり元官僚、小沢人脈が貼られてしまっています。首相は14年前に官僚は卒業しているので、いいのじゃないか、といっていますがマスコミがこのレッテルについてかなりうるさくなっています。
 わたくしのような世代の人間には大蔵省で10年に一人の逸材などと聞くと、よっぽど頭がいいというか、強靱というか、膨大な情報に頭が速く良く動く人なのだろう、とひとりふたり大蔵省に入った東大法学部出身者を思い起こして想像します。つまり、大蔵省的に出来のいいひと、そういうのが沢山集まってその中で特別出来る人、こんな感じなので、表舞台でやってもらったら面白い、と思いました。
戦後の政治家のなかで一番の切れ者といわれたのは後藤田氏ですが、彼は警察系の官僚だったのですが、晩年まで影響力がありました。この斉藤氏はプロ好みの人らしいですが、特別に頭脳明敏な人をなにかのトップに置くのは国家としてそう悪くないでしょう。
それじゃ無理矢理辞めさせられた西川氏にはどういうレッテルが貼られるのでしょう。民間人ということですか。でもこの人はトップとしてあまり発信しなかったと思います。なんか住友色の非常に濃い人事を郵貯ないでやったので、それもかなり評判が芳しくなかったと聞きます。じっさいのところ民間人、つまり企業人が顔が広いかですが、案外そうでもないようです。誰もそんなレッテルを広言しませんが、民間人では弱いし、住友バンカーはもっと弱いし、やはり偉大なバンカーならもっと積極的に発信したら良かったのにと思います。日産のゴーン社長とか。

わが身をふり返っても、人事はことのほか難しいものです。
わたくしも京大に1971年からずっといるのですが、いまだに東大出というレッテルを貼られているのを感じます。わたくしのように長く京大にいるのはもうほとんどいないはずなのですがそれでもレッテルはどうも違うみたいですね。不思議なものです。小童みたいな京大での教員にそんなこと言われるとほんと腹立ちますが。人種差別とちょっと似ています。このレッテル貼りは。
理学部の生物にいたM先生には、あんたはあずまえびすやから、とよく言われました。これはまあ、しかたない。いま名古屋にいるGG君の学生時代に、先生は名誉関西人とか言われました。お世辞がうまい。名誉教授のレッテルは嫌いですが、名誉関西人ならありがたく受けます。
わたくしが今やっているジャーナルの編集長も辞職したくてたまらないのですが、後任の選任に難航しているようです。辞める人間なので口は出せません。西川氏と同じ立場です。学会の会長さんが次期編集長を決めるのです。わたくしは辞職をいまや懇願しつつあるのです。理由はもう広い新分野をカバーするエネルギーが足りないのです。50代か思い切って40代の若い人にシフトして欲しいのです。でもこれがなかなか難しいらしいのです。わたくしもずっと我慢して沈黙していたのですが、もう本気に辞めたいのです。一日でも早く辞めたい、こういう気持です。
不思議なことに続けてくれとひとりもいってきてません、辞めろとも言ってきません。元気もでないし、反撥もありません。真空みたいに静かなのですね。人事の当事者、生殺しにあったであろう西川氏にかなり気持的には同情的なのを感じます。
いまの日本てほんとに不可解な国になってきていますね。たぶん斉藤氏の周辺も奇妙な真空が出来ていると思います。西川氏も同様だと思います。わたくしも規模は恐ろしく小さいのですが、似たような感じです。
人事は難しい、いまの日本ではというのが正しいのでしょうか。

by yanagidamitsuhiro | 2009-10-22 15:10