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2011年 09月 30日

日本人の自己主張

わたくしは自己主張の強い人(学者ですが)が好きです。
強いどころか、強烈なくらいが好きです。でもこれには上に日本人がつきます。西欧系で自己主張が強すぎる人は若いのならしょうがないのですが、ある年齢を越してそうだと敬遠します。しかし、日本人だと40代でも50代でも60代でもいわんや70代、80代ならますます、自己主張の強い人は好きでそばにいって話を聞きたがります。
たとえばPさんという人がいて、やたらに自己主張する、鼻つまみの人がいます。わたくしがそばにいくと、先生駄目ですよ、あんな人と付き合っては、絶対やめてください。なんて言われます。でも自己主張の強い日本人なんて、もう天然記念物みたいに珍しいので、とりあえずそばにいって、なんでそんなにその人は自己主張が強いのか、理解したいのです。
総じて、日本人で自己主張が強い人は、自分は充分認められてない、自分の考えも認められてないが、自分は無理解者に囲まれている、そんな風に思っている人が多いのですね。今風にいうと、わたくしにはそういう人の主張は案外無私でかわいく思えるのですね。
Pさんはまわりが理解してくれないので、しかたなくとりあえずファッションで周囲を認めさせようという作戦に出ました。それで黄色いシャツとか深紅のズボン(Pさんは男です)でラボに来る作戦に出ましたが、もちろん周囲の顰蹙を買うばかりです。ところが面白いことに、彼の人柄にはよく合っていて、研究社会以外では案外笑いと一緒になって面白い人ということで人気が出るのです。
でも本来の職業のほうではますます認められずで、上司はいかにして辞めてもらうか一生懸命考えているようです。
Rさんのケースは自己主張に攻撃性があるので、かなりきわどいケースとなっています。この人の自己主張は自分は認められていない、ここまではいいとして、でも上司とかトップの何某は自分よりはるかに劣っている、こういう主張です。自分の研究は国際的にはかなり認められている。実際5年前に公表した論文は、100回も引用されている。上司やトップはそんな論文をひとつも持ってない、それなのに自分を冷遇して追い出そうとしている。このRさんの論文での仮説は別に特別に信じられてないのですが、でもその論文での一つのデータは印象的で米国の大ボスが自分の自説にあうので引用して以来、よく引用されています。このRさんの自己主張はよく聞くと、なにもヘンなことは言っていないのです、ただいい方が嫌味というか、日本的には自己主張と言うよりは自己中心的なのです。
そこで今日の中心概念がと出てきました。ジコチューというのですか、それです。
日本人の自己主張の相当部分が自己中心的なのですね。ところが西欧人の自己主張はおおくは自己利益的なのですね。そりゃ、自己中心的だけなら、自己利益よりはかわいげがあります。
でも、自己利益は他のグループともシエアできます。その結果主張が通れば、利益をシエアする仲間ができますが、自己中心性はシエアする利益がないので、いくら主張のしかたが純粋でかわいくてもなかなか仲間はできにくい。
つまり自己主張をしているようで、戦略的に主張が達成されれば満足する仲間を増やせる勢力拡大的なタイプの主張と、主張するだけで自己満足するだけの自己満足、では大きく違いができます。周囲に対する影響は天と地ほどの差があるのです。いまの日本に足りないのは、勢力拡大的な自己主張です。
日本人の研究者の大半、95%くらいはこの勢力拡大的な主張の本人ではなく、かれらの傘のしたにいるのだなというのが、わたくしの長年の研究稼業の感想というか結論です。もちろん自分は残りの5%に入っているつもりです。

こういう憎まれ口をたたくものだからわたくしはいまでもどこに行っても嫌われているのです。

by yanagidamitsuhiro | 2011-09-30 16:26
2011年 09月 29日

放射能セシウムの残存量は群馬県や栃木県でも極めて多い

きょうは画像を添付しています。
文部科学省のホームページからダウンロードしたもので、版権はもちろん文科省にあるのでしょうが、ここに掲げても叱られることはないでしょう。
放射能をもったセシウムの残存測定量を示したものです。セシウム137の半減期は30年と聞きます。30年経過して半分にしか減らないのです。
みているうちに暗澹とした気持ちに誰もがなるでしょう。わたくしがいちばん驚いたのは群馬県へのセシウム降下量がここまでひどいのかということです。
青い領域がほぼ全県に拡がっています。埼玉県や岩手県、秋田県などは測定してないだけです。
チェルノブイリのケースでは、すこし青みがかった程度の放射能でも汚染区域となるとのことです。避難区域かどうかは知りません。
はっきりしていることは、群馬県や栃木県や茨城県では地上に降下した原発放射能物質は膨大な量であり、これらで日常的に被爆することがどのような被害をもたらすのか簡単に断定は出来ませんが、安全だと言い張ることはできないでしょう。
食べ物から体内にはいるつまり液体や固形物として摂取することよりも、呼吸でつまり気体と一緒に体内に入ることのほうにより関心をもつべきです。
アスベストの中皮腫にしても放射能ヨウ素の甲状腺癌にしても呼吸で入ったものがが喉や肺でとどまってそれが長期ののちに細胞をがん化しています。甲状腺がんは早く出てきますが、中皮腫の場合は25年とか40年の長期にわたってです。肺にとどまる塵芥での放射能物質にわたくしは個人的に多大な不安を感じます。タバコのタールによる発がんも肺にとどまるタールの発がんによるものです。セシウムは食品として体内に取り入れれば短期間で体外に出るでしょうが、肺および周辺組織にとどまるものはかなりの長期間でもありえます。
いまは食べ物や飲み物についての危険がよく言われていますが、むしろ住む事自体の危険性を考える必要があるのかもしれません。呼吸をしないで生きていけません。
住民避難となればあまりにも膨大な人々の数なので、行政や政府は動きが非常に鈍くなるでしょう。なるべくなら少数ですむ住民避難しか考えないでしょう。
しかし、自分の命を自分で守るというのは、いまの日本、イロハのイに必須な状況になりました。
年取ったひとはいいのだ、などとうそぶく人が多いですが、本気で言ってるのでしょうか。女性なら60才だって、まだ平均30年くらい生きるのです。80才過ぎて、放射能のせいで深刻な病になってその時もそれでいいのだといえるでしょうか。

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by yanagidamitsuhiro | 2011-09-29 10:57
2011年 09月 28日

メタンでなく、メタノール、混み合う国道、もう話題にしたくない小沢裁判

昨日書いたことのなかに誤りがありました。
京大の阪井先生からメールがありました。メタン資化と書いたのは誤りでメタノール資化でした。植物のメタノールをある種の酵母がメタノールを利用する、こういうことでしたしかし、主眼は夜利用するということでもありました。すみません。

今の沖縄、旅行者が非常に多い。国道もレンタカーで一杯です。
混むこと、混むこと、ハンパでありません。
平素みかけない歩道を歩いて人たちの多いこと。
これで景気がよくなるといいのですが、どうもそういうことではなくて、さっぱり景気の上昇はないようです。と、景気の観測人としていちばんのタクシードライバーはもうします。

小沢一郎氏秘書三人の裁判の結果、だいたい世の反応は分かりました。
色んな見方はありますが、多数のみかたはやはり噂はほんとうかも、裁判でもだいたい噂は正しい、こういう裁断でした。ただし、確たる証拠は無い、とこういうことでした、それでしかたないのでは、これが今の日本でしょう。この裁判官は一週遅れの正義感の持ち主なのでしょうか。それに、この裁判官はともあれ小沢系の人はどんなに叩いても誰からも文句を言われない、と確信しているのでしょう。一方で執行猶予も入れているので、裁判官としてのアリバイもちゃんと作っている。八方美人系かつオポチュニスト系の裁判官なのでしょうか。
いいんじゃないの、しかたないんじゃないの、こういうのが多数の意見で、激怒している人たちも少数ながらいるのですが、いかんせん小沢一郎氏がなにも説明しないので徹底的な弁護が難しい。
ただ、小沢ボーイズのひとりであった石川議員が親離れした意見を言っているのでこれは救いです。
ネットで探してひとりなるほどと同感するブログを書いている人が居るのですが、誰かは秘密です。本人も秘密にして欲しい、といっているので。ネットのブログで書いて、事実公開しているのに、秘密にして欲しいなんてとてもヘンですが。このかたの意見は深いところで、わたくしの感じていることとほぼ完全に同じなので驚きました。それでちょっと安心もしました。
わたくしとしては、小沢氏に遠慮せずにどんどん若手たちがリーダーシップを握るべく切磋琢磨して欲しいと思います。ただし、PHPの江口氏は樽床氏は松下政経塾の出身だが、野田氏は100点満点で40点もあるのに、13点だか14点だかだそうです。すべてにひどい、という採点でした。若手だからよいわけでもないのが、いまの日本なんでしょうか。それはわたくしも同感ですがいえば憎まれるだけです。
いずれにせよ、もうこの関係のことはほとほと疲れたというかいやになったのでもう話題にしません。そういう所存です。

by yanagidamitsuhiro | 2011-09-28 21:15
2011年 09月 27日

花よりイモ、 お酒を造るのは夜

奈良先端大の島本教授らの研究成果を新聞で見ました。
とても面白いです。
朝日の見出しにあるように、
植物に花を咲かせる「花咲かホルモン」は、イモをつくる能力も持っている――。
こういうことです。
フロリゲンという名前の遺伝子がイネの花を咲かせるのですが、この遺伝子をジャガイモにいれて強制的にイモを作りにくい環境にしたところイモが出来てしまったとのことでした。
ほんらいフロリゲンはイネでは、明るい昼間の長さなどの季節変化を感知して葉でつくられ、茎の頂点に運ばれて花をつくるのですが、ジャガイモでは花ではなくイモを作るのに役だっているとのことです。島本教授はこれまでたくさんの業績をあげていますが、これもまた夢のあるおもしろくかつ将来的にとてもためになりそうな成果です。

京都新聞では、京大の阪井教授の研究成果を報道していました。葉っぱにとりついたメタン資化酵母がいかに植物からアルコールを作って利用しているかを、巧妙な方法で調べています。葉からでるメタンをメタノールに変換する酵母の働きは昼よりも夜が活発だとのことです。昼よりも夜にメタンを植物はつくっているとのことです。それで見出しに酵母も欠かせぬ月下晩酌とかいうものをつけています。
なおメタノール酒はヒトが飲むと目がつぶれます。酵母には目がないので平気です。

by yanagidamitsuhiro | 2011-09-27 16:53
2011年 09月 26日

台北、北京、ムンバイ、小沢氏の秘書三人有罪についての感想

今週末から10月です。早いものです。
半ばにかけて台湾での国際会議にいきます。那覇空港のまだ利用したことのない、国際線を使ってみます。時差の関係で、1時間以上乗るのに、同じ時間くらいに台北に到着します。
そのあと、10月は私たちがもう何度もやっているワークショップを開催します。ラボのS君が頑張って準備してくれています。国内の発表者の方々にはぜひ聞いてみたい人たちも多いので、なんともいえず贅沢な会議です。ありがたいことです。

12月には北京大学に特別講演にでかけます。数日滞在したいです。講演も2回やりたいと思っています。楽しみです。
かえってからすぐインドのムンバイに行きます。この旅行も楽しみです。
アジアはいまや経済だけでなく、学術も勃興しています。
ムンバイから帰るともう年の瀬です。わたくしにとって、アジアが近いという印象がますます強くなっています。

小沢一郎氏の秘書3人とも、有罪とのことです。執行猶予はついていますが。
午後からえんえん判決理由の説明が続いているので、検察と被告の感想はわかりませんが、お金の動きについて、検察の言い分が大半認められた判決のようです。
やはり日本は法治国家なので、小沢氏は議員辞職が妥当な状況だとわたくしは思います。
ご本人の裁判がどうなるかはわかりませんが、自分の秘書が三人有罪なので、辞めざるをえないし、辞めるべきでしょう。不当裁判というのかもしれませんが、しかたありません。
ご本人の裁判がこれからあって、来年4月には判決があるそうですが、そこでたとえ無罪となってもそれでいいとは言えないでしょう。この三人は控訴するのかどうか、当然するのでしょうね。
なんとなく、これで落ち着いてこの事件を論じる人たちが増えるような気がします。
小沢氏も含めて4人、政治資金について日本が大人の国になるための人身御供なのかもしれません。

一方で、外国人から献金を受けた現首相、元首相、それに政調会長たちはなんの不自由もなく活動しているのですが。
政治が不条理の世界だと頭では分かっていますが、理屈が先に来てそのあとに不条理なので、そういう世界はすむのは大変なのでしょう。
ロシアではもう政権がプーチン氏に戻るとの宣言がありました。ロシア国はこういう政権が好きなのですね。王朝一歩手前に見えます。

by yanagidamitsuhiro | 2011-09-26 17:36
2011年 09月 25日

豚汁ラーメン400円、あした小沢一郎氏の秘書三人に判決

最近、仕事に疲れたときにメタボロームデータをああでもないこうでもないといじるのがたのしみになりました。というか、好個の時間つぶしです。あきません。

昼飯に、白髭神社にある、めし、豚汁と看板のでた店に始めていきました。前から一度よろうと話していたところです。うーん、これは滋賀県の秘境だな、という実感。豚汁ラーメン、わずかに400円。それがいけるのです。色々感想があるのですが、書きません、というか書けません。

あした小沢一郎氏の秘書三人の裁判の判決があるのだそうです。
三人とも無罪になる可能性はないだろう、というのが世間の観測らしいです。
ただ、検察と異なって、裁判所は口が堅いし情報の秘匿は当然ながら厳しいので、判決文が読まれるまではまったく分からないのでしょう。
無罪、有罪どちらになっても控訴するのが被告と検察の態度らしいので、この裁判はまだ延々続くのでしょう。
そもそも特捜は、小沢氏は巨悪だということで、狙いを定めて秘書を三人も逮捕した事件です。しかも民主党の代表ということで首相の地位すらつくかもしれない、という人物を狙ったのですから、大事件だったわけです。でも、現状はどうなのでしょう。
小沢氏が巨悪だと信ずる日本国民はどれくらいいるのでしょうか。政治とカネという馬鹿の一つ覚えみたいなマスコミの常套語ももう色あせたようです。
もしも裁判所が巨悪事件でないと判断がおるのなら、検察は政治の頂点に手をだしたのですから、その反動はひどいものでしょう。大マスコミと検察はこの件では一体化していましたから、検察を批判するマスコミはほとんどないでしょうが、小沢氏の今後もあいまって、日本の法曹の歴史につけた大汚点となるのでしょう。だいたい、最近検察特捜が手がけた事件の裁判で有罪無罪ありますが、その結果、社会がよくなったと実感できるものがありません。どれかあったら教えてほしいのです。

佐藤優氏のように逮捕され長期拘留されたおかげでこの人物のすばらしい能力が世間に知られたというブラックユーモア程度の貢献しか記憶にありません。
いったいどうしたのでしょうか。たぶんいまの特捜検察官が巨悪と狙い定める人物がどうも巨悪としてはとても持たない、のでしょう。そんな強大な悪がないのでしょうか、あってもどっか別なところ、よく言われる東電と役所みたいなところにあるのでしょうか。
しかし、検察には強大な力がいぜんありますから、検察が復讐される可能性はいまは皆無ですが、でも時の流れではわかりません。
小沢氏を巨悪としてとことん地獄まで追いかけた、いまの検察特捜のやりかたがこのまま放置されては日本はおしまい、と感じるひとは決してごく少数ではないみたいです。
いずれにせよ、長く陰気なこの特捜のつくたドラマとつきあっていると、日本の社会を不景気にかつ暗くこそすれ、明るくなるものはなにも無いでしょう。
唯一の救いは被告たちが淡々としていることです。怒りを表に見せないことです。
かれらは人間的にもだんだん魅力がでてきています。
わたくしは濁ったものを持たない政治家など信用しません。

by yanagidamitsuhiro | 2011-09-25 17:37
2011年 09月 24日

用心深さを感じない首相の国連演説、ことしのノーベル医学生理学賞、パレスチナの国連加盟

百万遍オフィスに来て仕事をしています。

首相の国連演説はさすがのマスコミにもあまり評判よくないです。当然でしょう。ひどい二枚舌だし、用心深さがまったくたりません。あんな事いろいろ国際的に言って、福島原発でまた水素爆発でもあったらどうするのでしょうか。国際的な信用失墜だけですむのでしょうか。
国連は、福島住民が政府を信用出来ず不安でしょうがないということで、国連として独自に福島県民の健康診断をすると言ってます。

ことしのノーベル賞、まもなくやってきます。
わたくしは選考など具体的なことはなにも知りませんが、日本の要職のひとに今年か、来年には山中さんがもらう確率はほぼ決まりという事を聞きました。
一人や二人どころでない枢要の要職なので、そういう風になるのかな、情報が当たる年もかなりあることは事実なので、そんなものかな、と思いだしています。
なにか確たる理由があるのでしょう。made in Japanで行われた研究での初めての医学生理学賞になりますのでそうなら、大変めでたい事です。ただわたくしは昨年この時期に書いたように、個人的にはもう少し時間がかかるのでは、という判断ですが、しかし選考するのは特定の人たちなので、情報を持っているひとたちの予測が正しいだろうことは多いにありえます。待ち遠しいほどではありませんが、でも興味津々です。

国連演説でおもいだしましたが、パレスチナののアッバス議長の演説大人気だったようです。
パレスチナの国連加盟は時間の問題と思うのですが、米国がどこまで反対できるかです。
イスラエルもそのあたりは承知しているはずです。パレスチナが平和的な国連攻勢でくればいいのですが、プラス実力行使などがあるとまずいので、ここはあくまでも平和に国連参加を目指して欲しいものです。

by yanagidamitsuhiro | 2011-09-24 14:13
2011年 09月 23日

首相の国連演説、報道自粛の最たるもの、その罪はいかなるものをもたらすか

首相の国連での演説、諸国への人々への、原発事故の謝罪はまったくなかったようです。どうしてなのでしょうか。えらく高飛車の態度の演説で、ひと言で不快です。これからどんどん原発を諸外国に売るのだそうです。ひどい話です。これじゃ報道にはないようですが、聴衆が非常に少ないのは当たり前です。この首相の頭の中のゼンマイがヘンな風にまいているのでしょう。外相もそうですからしかたないのでしょうか。

タブーを話題にしていましたが、刺青というのは。これもタブーの一つでしょうか。刺青もどきというのか、おしゃれの一つとしてシールみたいなもので腕とか肩とか足首あたりに絵柄をつけている若い男女をおりおりに見かけますが、わたくしにはかなり抵抗があります。ホントのいれずみかそうでないか区別も付かないのです。ホンモノだとしたら(ホントでなくとも)、なんと愚かな(わたくしの偏見ですが)人なのだろうとおもいます。

以上が枕ですが、いまの日本は戦前にどんどん似ています。その最たるものが、報道管制というか報道自粛なのでしょうか。
報道自粛の最たるものが、大マスコミはとうとう津波で亡くなった人たちの死体や埋葬を大衆に見せませんでした。わたくしも大衆のひとりなので一度も見ていません。このこと一度は話題にしたかったのですが、わたくしも管制して、とうとう今となってしまいました。
2万人近くの人たちが亡くなったのです。それがその人々の死の現場が報道されなかったことは、戦争下での玉砕した兵士の死体を見せないと同じような効果を今後長期にわたってもたらさないでしょうか。
もちろん個人特定が容易な死の像を見せるべきではない、という意見を考慮します。しかし、千年に一度とまで言われるこの大津波のいちばんの情報は[死の現場]、ひとりひとりその瞬間のまえはみな平和な生活を送っていた人々の死の現場なのです。これがニュース価値の最高のものであるに違いありません。それをあえて報道しなかった、ニッポン大マスコミ(実は小マスコミも同様のようですが)はどのような罪(あえて過激な表現を使いますが)を犯したのでしょうか。もちろん真実を伝えなかった罪です。
わたくしは、本当にひどい罪、マスコミとして痛恨の罪を犯したと思っています。なぜそのような[自粛]が行われたのか、誰が言いだして、それに反抗する動きがまったくなかったこと、このような日本マスコミの軟弱な態度はわたくしから見たら報道機関の自殺行為と思っています。
ここら辺で辞めておきますが、もう一つの報道自粛は、やたらに日本は立派なのだ、みんなが頑張っているのだ、批判は辞めておこう、こういうよく分からない、[批判自粛]です。いっぽうで、テレビなどをみていると、すごい批判をやりまくっているキャスターもいるので、一方では[野放し批判]も横行しているようです。批判自粛と野放し批判は問題の裏腹で、いっせいに事が起きる点でよく似ています。たぶん[付和雷同]なんでしょうね。根本のところでの共通点は。付和雷同の日本の一番の怖さは誰か独裁者いいだしたことをオウム返しに従うのでなく、だれだかわからない[空気]みたいなものが支配的にはたらくのですね。わたくしのように、一生[空気]を乱す役割しかしてこなかった人間には今の日本たいへん住みにくいというか、関わりを持ちたくない日本社会の部分がひどく増えています。

by yanagidamitsuhiro | 2011-09-23 16:23
2011年 09月 22日

落合監督の解任と高木守道氏の就任、ヨウ素とセシウムの放射能

ニュースでは落合監督が辞めるというのと、後任が高木守道と聞いてびっくり。確かめると、たしかに高木氏は70才で落合氏は57才、なんだか逆では。でも、高木氏はいっぺん監督を星野氏のあとにやって、なんだかかなりひどい状況で辞めたので、未練はかなり残っているはず。球団の発表では、落合氏がことし殿堂入りをしたので、いい区切りとか言っていますが、不思議な理由。球団はやはり落合氏の人間性はいやなのでしょう。超がつく偉大な選手なのに。それでも、名古屋人に好かれてないでしょう。高木氏は選手として素晴らしかったし、もういっぺん名古屋人としては監督をやらせたいのでしょうね。落合監督は原監督の後任になるのでは、と想像します。
来年、中日の成績がむちゃくちゃ悪かったりしたらどうなるのか、ちょっと興味深い。

ヨウ素が原発の南側にたくさん分布しているという文部科学省の発表です。
わたくしのあつかっている分裂酵母菌で胞子を作れない株をみつけたりするのに、ヨウ素を使います。ヨウ素は胞子に強く結合して真っ黒にします。それで、ヨウ素を気化させてしばらく反応すると、胞子を作らない細胞コロニーは白いので、黒と区別出来ます。
これからも分かるように、ヨウ素は気化しやすいのです。ヨウ素を使った放射能の実験では、ヨウ素が気化しやすく呼吸で喉にトラップされやすいことが強調されます。
原発が爆発したときに、ふわふわと空気中を漂って、かなり長距離に拡がっていくのです。
いまも原発から放射能は漏れているはずなので、ヨウ素は遠距離を飛んで、結合しやすいものに、強く結合して濃縮されるのです。喉や胞子だけでなく、ヨウ素と結合するのは例のデンプン反応もあるし、生体物質とくにタンパク質は結合しやすいのです。
セシウムは物質としてはカリウムに良くにているといわれます。カルシウムやバリウムに似ている、ストロンチウムよりは空気中を拡散しやすいはずです。
土壌と強い親和性があって、それで、土の表面にしっかり結合すると言うことらしいです。
それに対して、ストロンチウムは重たいので原発周辺30キロ程度以内にあるだろうと言われています。ただストロンチウム放射能はγ線でないので測定しにくいのです。ストロンチウムとして、分離してから測定するので、時間もかかるし、データの信頼性も高くないのかもしれません。骨に溜まりやすいので、放射性物質として、昔から恐がられています。原発周辺のどこにストロンチウムがたくさんあるのか、東電も政府も発表したでしょうか。
他にも原発からでる放射能は多種あると聞いていますが、専門家でないとなかなかはっきりしたことは言えません。いわんやそれが人体にどう影響するのか、はっきりしたことを言うには時間がかかるでしょう。キノコなどにたくさんの放射能が濃縮され、お米にはほとんどされていない、ようですが、予想はされていた範囲でしょうが、やはり事実としてでてくると強い印象があります。ヒマワリの放射能を吸い込む能力も非常に弱いというのも、これまでの知見と異なるようです。
誤解を恐れずに言うと、いま福島原発と周辺100キロから数百キロで、数年から数十年くらいのタイムスパンである種の疫学的な調査が行われるようになっているのです。
その疫学調査の対象になるのは、まっぴらごめんと言うのであれば、はるか遠くに避難する以外ないというのが、いまの日本の国情です。外国から人々がこないのも、国に戻ったのも当たり前です。日本人はしかし日本以外行くところがありません。
山河は破れてしまったのです。
未来(永劫)とまではいいませんが。
それでいながら、原発(他の)再稼働をやりましょうと、首相は外国で公約したようです。他の原発でまた今回と同じようなことが起きたら、責任者はだれになるのでしょうか。

by yanagidamitsuhiro | 2011-09-22 17:23
2011年 09月 21日

パスポート性別欄に第三の選択肢を検討、

このニュースは興味深い。
毎日新聞のロイター電で、英当局、パスポート性別欄に「第3の選択肢」導入を検討との見出し。
英内務省当局者は19日、パスポートに記載する性別について、男性(M)と女性(F)のほかに第3の選択肢として「不確定(X)」を導入する案を検討していることを明らかにした。ただ、議論は初期の段階にあり、何ら決定は下されていないとしている。
同案の支持者は、実際に第3の選択肢が導入された場合、性転換者や性同一性障害者は空港の出入国審査でパスポートの性別と外見が異なることによる面倒や気まずい思いをすることを回避できるとしている。オーストラリア政府は先週、パスポートの性別欄に男性(M)、女性(F)、不確定(X)の3つのカテゴリーを設けると発表している。
フーム、進んでいるなあ、とはわたくしの感想。
学校で、性教育の前に生命科学の教育をしてほしい、というわたくしの持論からいうとますます必要性を感じます。性の違いくらいゲノムを理解するのに良い材料はないのですが、それに第三の性を入れるとなると、一段と生命科学教育の重要性は増します。
ゲノム教育にさらに後天的なちがいであるところのエピジェネティックな考えも導入しないといけません。性についてはパスポートのような個人同定の窮極の手段に、不確定というものを認めるというのは画期的なことです。どうして、不確定なのか、分かってもらう以前にまず不確定なものがあると言うことです。性の定義は変わりつつあるのです。性染色体だけでいいのだと、のほほんとしてはいけないのです。こういう点でも日本の社会は進んでいるようで、実際さっぱり進んでないのは、教育がまっとうに行われてないからです。生命科学と生物科学の教育は二本立てでやる必要があります。

話がさらにそれてしまいますが、最近よく日本は滅びると喜々として言うような人が増えていますが、わたくしはそう思いはしませんが、国力の低下のひとつが教育の低下だとするのなら、低年齢で生命科学教育をまったくしない、このあたりにも弱さの原因があると思います。
よく分かると言うことは、自分が自由になることなので、すぐれた生命科学教育をすることは心の自由な人々が増え、その結果、国力の強化に結びつくでしょう。

by yanagidamitsuhiro | 2011-09-21 15:55