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2014年 01月 31日

小保方晴子さんの快挙

とうとうでて来ました。
上に超がつくような大型の研究成果が小保方晴子さん、神戸の理研のユニットリーダーによって発表されました。遺伝子も薬もいらないで、すこし酸性の液につけるだけで万能細胞が生まれる、といものです。
この発見はわかりやすく、非常に親しみ深いでしょう。
この論文発表後、発見にまつわるエピソードや小保方さんの人柄など、新聞やテレビによって大量に報道されています。
記事やテレビでの報道態度をみれば、日本人が期待していた英雄的な若き女性研究者,そのものズバリがとうとう世に出てきた。嬉しいし,誇らしい,これからが楽しみ、この人のことなら細かいことまで知りたい、世の中のムードはそういうところらしいです。
わたくしも世のひとりの気分です。
まだ30才の女性の大快挙達成ですが、偶然の成果ではないです。
始めから辛酸をなめて論文発表にたどり着いているようです。
研究経験も大型研究者になるにふさわしい厳しくもつらいものを充分に味わっているようです。
理系女子,略してりけじょ、の頂点にたつような人が現れました。
このインパクトはいまの小学校高学年から高校生まで広く強くあるでしょうから,これからの日本の科学とくに生命科学にとってたいへんありがたい効果が生まれると期待したいです。

by yanagidamitsuhiro | 2014-01-31 12:29
2014年 01月 24日

まんじ卍の話 捕鯨のはなし

世の中にはよくわからないことが沢山あります。
わからないことが,拡大されて大事になることもあるようです。

卍まんじというしるしがありますね。お地蔵さんなどが入ったほこらなどによくこのしるしをみかけます。京都あたりでは、路地路地にお地蔵さんがあるのでどこへ行っても見かけるしるしです。
むかしドイツからきた大学の先生がこのしるしを見て顔色というか形相を変えたのをおもいだします。日本ではどうしてこんなナチスの紋章が路上にあるのだ許されるのだと血相を変えていいます。
わたくしもああハーケンクロイツね、あれは逆でしょう。書き方が違うんじゃない、日本では昔からこのしるしは使ってますよ、と。先生は疑わしげな顔でしたが,異国の地で騒いでもしかたがないとおもったのかそれ以上はいいませんでした。わたくしはこれらはまったく違うもの、単に見かけ似ていると思っていましたが、本当はそうでもないのですね。これらはもとも関係があったようです。
ナチスが使ったのは、逆まんじとか右まんじというようです。もともとのまんじはヒンズー教や仏教で古くから幸運の印としてしようされていて、左まんじともよぶようです。
しかし右まんじがドイツで民族主義運動のシンボルとされ、ナチスの党章にハーケンクロイツが使われてしまって、悪い記憶を呼び起こすということなのか、いまではどちらの印も公共の場で用いるのは禁止されている国が多いのだそうです。
ですから、日本ではどうどう認められているのですが、さすがにこのことで苦情をどこかの国がいってるとは聞いたことがありません。
日本ではまさか未来にこの卍狩りのようなことがあるとも思えません。

捕鯨のはなしです。これは厄介ですね。
海洋のほ乳類は、捕獲してはならないのだそうです。これは米国の話です。でも米国のネイティブの人達はいいと聞いていますが。米国的には、捕獲は残虐だと、米大使のキャロライン・ケネディさんがネットでいったので日本ではかなりの反響となっています。捕獲時に血が沢山出て海が真っ赤になるのがとても嫌なのでしょう。でも魚だって血は出るのですが。量がすくないと平気なのか。

米国では捕鯨の行為はもちろんクジラの肉を食べるなど論外なのでしょう。
日本でも大半のひとは捕鯨を歓迎したり鯨肉をしばしば食べたいとは思わないでしょう。しかし、外国人にやめろ、即時禁止しろといわれれば多数の日本人は気持良く聞かないでしょうね。余計なお節介をいうなというひとも沢山いるでしょう。
しかし、食生活の違いは偏見の元ということを知る必要があります。
明治以前の日本では四つ足動物の肉食はほとんどしませんでした。食べる西洋人に対して、深甚な偏見があったことも事実です。西洋人が嫌いという類の発想は食習慣の違いから生まれたいっても過言ではないでしょう。でも西洋人に肉食をやめなさいといったのは当時はお坊さんくらいでしょうか。逆に言えば、外国人に嫌われたくなかったら、その国で嫌われている食べ物をかれらの面前で誇らしげに食べる必要はまったくないでしょう。
ですから、捕鯨と鯨食を日本国内ですることに外国から邪魔が入ることをどう思うかです。わざわざ和歌山県の小さな町にやって来て毎日地元民と小競り合いをする、この人達をどうするかです。
これが地球のグローバル化なのなら,厄介です。
韓国と中国の政府筋の人達の考え方やいい方、どこかこの捕鯨問題と似ていると思う人が多いような気がします。
でもこれこそが,世の中にあるよく分からないことなのだとおもっています。
分からないけれども、ほっておくとそのうち大事になる。
というかもう大事になっているのかもしれません。
それどころか、たいしたことないと思っていると、このよく分からないことが巨大化する可能性すらあります。
尖閣、靖国、辺野古、どれもだんだん巨大化しているよく分からないことどもです。みんな猫の額程度の狭い地域なのですが、国運というか国家の命脈にまで関わってくるとなるとうんざりだけではすみません。

安倍首相がなにげなくいまの日中関係は、第一次大戦前のような英仏関係にならないように最大限努力すべきとかいったら、もうそうなっていると日本の首相が言ったとか拡大されて報道されているとかです。これもよく分からない話の一つになっています。
外国のひとたちはこの変わった国、日本のことなどほとんど分かってないことをよくよく認識する必要があると感じます。
だから外国人にどう思われたいのか、前もってしっかりイメージをハッキリさせておく必要があるのでしょう。日本人は目線は高くないのですが、危険ゾーンにいる感覚が鈍いような気がします。
西洋とわれわれの隣国人はおそろしいほど目線が高いですね。
だからすぐ衝突するのです。日本人がその目線の高さにむかっとして反論すると。

by yanagidamitsuhiro | 2014-01-24 15:36
2014年 01月 19日

津堅島を訪ねる 美人伝説は本当か?

きのう津堅島に行ってきました。
この島の存在に気がついたのは、沖縄に通い始めて研究所の近くのホテルにも厭きて、変わり種を探したときに浜比嘉島という本島とふたつの橋でつながった島にあるホテルに泊まったときのことです。
窓から見える遠くの平たい島がなんであるか、昼には漁船らしい小船が、夜にも沢山のイカ釣り漁船がいるので気がつきました。
遠くからは何の変哲もない島、だけれどもフェリーも近くからあるようでいつか行ってみたいと思っていました。
場所は勝連半島の南東にポッカリと浮いたようなところです。
ラボの女性達がいうにはいまはニンジン栽培で有名でキャロットアイランドというそうです。
勝連出身のTさんは行ったことがあるそうです。このあいだ彼女がいうには美人が多いとのこと、これはぜひ行きたいと思ったわけです。
勝連の端にある平敷屋という港から船が午前3便、午後2便ありますが、沖縄としては厳冬期ですから水泳客もおらず、物好きな旅行者しかいません。しかし島に用事がありそうな人も案外多そうでした。
約30分ののんびりした船旅。陸からみた景色とはことなり、勝連半島や中城湾の景色、新鮮です。天気も良くなってきて、浪が輝いて。
最近、離島めぐりを色々していますので、島に降り立つと瞬時にしていろいろわかります。
そもそもどうやって離島人は生計を立てているのか。最初の関心です。
本部港からいく伊江島に行ったときには,本島で勤務している人達が多そうという印象でした。ところがこの津堅島は勤務者が出入りするようなことはなく、島だけで生活を送っている人達が大半だろうと思わせました。港には漁船が多いもののなんともいえないのんびり感で満ちています。パーラーも開いたり閉まったりというのを警告されていましたが、やはり本日閉店とありました。

港のはずれにあるところで何かを食べさせてくれるという商店のおばさんの情報で行きますと、確かにありました。沖縄そば、チャーハンセット、チキンカツセットの三品がメニューでここで腹ごしらえをしつつおばさま三人から島の基本情報を教えてもらいました。
なるほど、ニンジン、イモ、もずく、それにイカ漁こんなところが島の経済を支えているようです。それに海水浴客がシーズンに。でも若者中心ですから島にお金を落とさないでしょう。
農漁業100%でしょう。モズク栽培は海でやる畑仕事だということが今回よく理解出来ました。

島の住人は昔から代々住んでいるそうです。立派な学校の建物がありました。明治にできた燈台の跡も。
住民は500人程度で高齢者が多いとか。たしかに2,3百軒はありそう。家並みはいろいろで豪邸もあります。しかしリゾート感覚は島の北部の離れたビーチまで行かないとありません。
肝心の美人伝説は、こちらが切り出す前におばさま三人が先に言ってくれました。
彼女達はお嫁さんで来たのでと笑いながらも、美人伝説は本当だと。
なにしろ、オーラがあるとか。島の若い女の子は外にでて戻ることはない。見逃されることがないとのこと、凄いものです。
しかし島内を歩いても若い女性に会うことはほとんど無く、科学者のはしくれとして、実証できましたとは言えません。ただほんの二三人みた高齢、若齢の女性から判断するといわゆる京美人的なかんじなのではないか。つまり鄙には希なという類の美人で、それに離島のエキゾチックな感じが足されて。これが空想をかなり交えた津堅島美人のイメージでした。

まだ書きたいことは沢山あるのですが、このあたりでやめておきます。またぜひ来たいです。
一緒に行った妻も同感のようで、次は孫たちと海水浴にと話題にしてました。
魂の島,久高島の雰囲気とは全然異なりますが、でも一脈相通じる部分もあります。
ただ、この島の住人は気さくだし、進取の気性もありそうだし、将来的には沖縄トップクラスのリゾート地になる可能性もあると思いました。
さらに妄想の続きとして言えば、この津堅島の美人伝説はたぶんこの島の男性が維持しているのだろう。つまり若い美人の娘がどんなに外部にとられても父親となる男性が残るかぎり父系遺伝としてのこるのではないか、こう願望をこめて言っておきましょう。
ところで最後になりましたが、津堅島じま、何でつけんと言うのか。
聞いた話では、中城あたりの若殿様が遠く海上にうかぶこの島をみて、いってみたい、いってみたいといったそうで、つけんとはそういう意味だそうです。

なるほどわたくしもそんな感じでこの島にやって来ました。この島のポッカリ浮かぶ感は、13000歩歩いた跡に、島を去るときもあまり否定されませんでした。

by yanagidamitsuhiro | 2014-01-19 09:13
2014年 01月 16日

ネット出版雑誌の表紙

わたくしが編集長をしている雑誌はGenes to Cellsという名前で日本分子生物学会の機関誌ですが、出版元は英国のW社です。このあいだ会社の偉い方がおいでになってハードコピーの購入者が非常にすくないので近未来的に廃止にする、という報告を受けました。
すくなからずガッカリしたものの現実的にはまったくしかたがないとも思えるのです。つまりこのネットの時代高価なハードコピーを購入する必要性は低下しているからです。購入者の数をきけば反対はできません。
しかしながら、この雑誌いまは表紙でかなりの存在感を示しているのです。
実際の表紙を手に取る人の数は減っているのでしょうが、この表紙を楽しみにしている人たちはかなりいるはずです。

ハードコピーが無くなっても毎号の表紙、つまり一月号二月号を続けるかぎり表紙はありますので続くとは思うのですが、しかしながら、経費節減とでもなれば、また何月号という区切りを作らなければ表紙の存続は危うくなるかもしれません。

わたくしとしては、自分が編集長をやっているかぎりはぜひこの表紙は続けたいのですが、正直将来もだいぶ先になるとわかりません。
ネット出版の雑誌の表紙というのはどういう運命になっているのか、一般的なことは知りませんが、なかなか厳しいのかもしれません。
しかし、表紙あってこその雑誌というアナログ的発想はこんごも生き延びるのか、それともなにか新しい趣向がでてくるのか、おりおりに最近考えていることです。

by yanagidamitsuhiro | 2014-01-16 23:55
2014年 01月 12日

元首相の都知事立候補をなにをもたらすか?

ふたりの元首相が都知事選挙に一石を投じようとしているようです。
細川元首相のほうは選挙の結果は問題でない、脱原発を訴えたいと言ってるとのことです。
小泉元首相の意見はもうかなり明らかで、かなり強固な脱原発論者であることははっきりしています。
このふたりがチームを組んで選挙民に訴える。
つまりこれからの日本はどのようなエネルギーでいくべきなのかそのビジョンもある程度示すのだろうと思います。
二人の元首相、他の人と較べて国民に割合慕われていたのではないでしょうか。きつい批判をするかた達がおるのも分かっていますが、真摯な議論であり、極めて真剣であることもはっきりしていると思われます。都民だけでなく、国民レベルでの関心は非常に高いでしょう。

細川元首相は首相をやったとは言え突然やめた方が記憶に強く残ります。60才で辞めてそのご15年も政治を離れ、陶芸などをやっていたと聞きます。あるいみ隠遁的な生活をしていたのでしょうか。
この二人が何を語るのか、わたくしはかなり期待しています。
まさに結果より先に、何を語るのか、それを聞きたいと思っています。
地位は人を作るといいますが、このおふたり宰相をつとめたことにより日本という国を見る目はおのずと余人にはできない資格を持っていると思いたいです。

そういうわけで、細川氏の立候補が何をもたらすのか?
もちろんわかりません。
それがいちばん興味深いことです。もたらし方には、すぐという即効性の部分とゆっくりという遅効性があるとおもいますが、どちらの側面も興味深いです。

by yanagidamitsuhiro | 2014-01-12 23:19
2014年 01月 09日

Genes to Cells表紙、評判に

ことしの正月、子供達の家族がみな集まっていろいろよもやまばなしがありましたが、娘と長男がいうには、分子生物学会の表紙が、学会とは無縁とも思える人々のなかで評判になっているとのこと。
嬉しい話です。ツイートがあるらしいですが、ツイート検索は自分がツイートしていいる癖に知らないので、グーグル検索しました。そうすると、以下のようなものが。

ある方から教えてもらったのだけど、日本分子生物学会の学会誌の表紙イラストとタイトルがどの号も  センス良すぎて!!!

もうこれで充分です。努力がむくわれた感じです。
参考までに、この表紙は絵案をおもいつき実際に描く人Tさんとわたくしどもの意見を聞くT社のWさんと絵案にコメントをするわたくしども編集の人間によって作っています。

周辺には(秘密で)、この雑誌の論文のかなりの部分は将来消えてしまうだろうが、この表紙はひょっとすると100年後も残るかもしれない。この表紙に負けないと自負する論文があったら,ぜひ投稿してください、と、こんなこと編集長が書いてはあかんと、周囲が言いそうですが、まあわたくしは実務はほとんどタッチしてませんから、いいでしょ。そんなこと言っています。
それくらいこの企画が気に入っているのです。毎号表紙の原案ができるのをいち早くみる特権もありがたく、楽しいものです。
50回以上表紙ができたら、本にして見たいと思っていますが、まだ言ってる段階で具体性はないのですが、もうすこし世間に認知されたらもうすこし容易になるでしょう。

ネットで見たい方は、Genes to Cells 表紙 で画像検索すればでてきます。
もちろん雑誌のホームページでも。
超有名誌の表紙はセンスがひどっく悪かったりおどろおどろしいのと較べるとなんとセンスがよいのだろうと、自賛して思ってしまうのです。

by yanagidamitsuhiro | 2014-01-09 08:47
2014年 01月 05日

血液のはなし、続き

血液の話の続きですが、わたくしが興味をもったのは血管についてです。
何年か前に、専門家に聞いてみました。
えー、動脈の終わりはどうなっているのですか、静脈の始まりはどう見えるんですか?
それは先生もご存じのとおり、酸素を放出すれば動脈で無くなるので、そのあとは静脈です。もちろん心臓から送り出されてきているので、動脈は静脈と見た目にもぜんぜんちがいますよ。
そうですか、でも本当の境界というのはどうなっているんです?すぱっとチューブの中に境目がつくられているんですか?
そのあたりはわたくしは詳しくは知りませんが、格別に不思議なことはないとおもいます。
こんな風でしたが、二年くらい前に境界面の知識は実はあまりなく最近研究され出し始めているのだそうです。
赤血球の循環と考えればずっときれいなチューブになっているに越したことは無いでしょうが、栄養の供給とかを考えると、動脈と静脈の境界では血管はかなり薄くて中身も漏れ出しがちな血管になっているのではないか。
実際そうだ、という話も聞いたことがあります。
たぶん、幹線の血管では血液はぐるぐる循環しているのでしょうが、支線の血管に入ると暇つぶしができるくらいゆっくりとじわっと浸透してから循環するような風になっているのではないか、と空想しています。
つまり湿地帯みたいになっていて運ばれてきた栄養物がうまく細胞に渡されるのだろうなどと空想しています。完全な間違いかもしれませんが。
なんで、そんなことに関心がと、聞かれそうですが、でも血管による栄養の供給と不要物の回収を考えるとどうしてもこんな考えを持たざるをえないのですね。
素人の考えとはかけ離れたうまい仕組みがあるのかもしれません。

by yanagidamitsuhiro | 2014-01-05 15:48