生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ

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2021年 10月 09日

久しぶりに学会(日本薬学会関西支部)で講演、老化と認知症について

わたくしもやはりリモートでやります。
今日が土曜日なので昨日のうちにリハーサルを済ませました。ズームの操作は少し心許ないのですが、何とかなるでしょう。多分。
タイトルは「網羅的全血メタボローム解析によるヒト老化、フレール、認知症(含むアルツハイマー)の理解進展と治療法の模索」、という長々としたタイトルです。恥ずかしいですが、情報をたくさん入れるとこうなります。
今年になってわたくしどもと共同研究者が発表した二つの論文で異なったタイプの認知症について調べて、何が起きているのかデータと推論を交えて発表する予定です。
脳の中で何が起きているか、いろんな調べる方法がありますが、私どもの方法は血液など体液を採取して分析して脳の状態を反映しているような物質、メタボライトの量的な変動を質量分析機で調べてます。今回はいい感じです。

実際の発表会場でやりたいのですが、今はリモートという方法があるので旅行せずに発表できます。会場での実感は掴めないのですが、でも質疑応答はあるので時間をうまく使えればそれなりに発表の臨場感は味わえるかもしれません。
昼過ぎ(13:30)から50分間楽しみです。


# by yanagidamitsuhiro | 2021-10-09 07:43
2021年 05月 26日

ワクチン接種増加への政府プラン

今朝の日経を見るとワクチンの打ち手の数を増やそうとする政府のプランが見えてくる。
見出しに、以下のようにありました。なるほどと思います。
このうち検査技師まで含めると一挙に20万人増えるのだということ。
これに救急救命士の6万4千人を足すと当初のプラン達成が可能になりそうです。
この法解釈拡大に、マスコミ、野党がどう出るかですが、個人的にはぜひ達成して欲しい。頑張れ、菅首相と声を出したい。7月末までにまだ2ヶ月あるのでこの辺りが正念場なのでしょうか。そういえばオリンピック開催するかどうかもありました。
将来語り継がれる令和3年の春から秋になるのでしょう。

首相、接種1日60万回増へ総力 6月中旬までに

法解釈拡大で打ち手に救急救命士・検査技師




# by yanagidamitsuhiro | 2021-05-26 07:52
2021年 05月 25日

デイリー新潮に藤和彦氏が書かれた日本のワクチン接種の劣化の原因

そこには日本のワクチン接種の劣化が起きた原因が詳しく書かれている。読まれることをおすすめするが。誰が悪いでもない、ワクチンの副作用についての裁判で被害者勝訴があったっっ1992年に遡ってみないと理解しにくいのである。
藤氏の記述を引用すると、1992年に東京高等裁判所が予防接種の副反応訴訟で国に賠償を命じる判決を出してからだと言われている。判決が出ると「被害者救済に広く道を開いた画期的な判決」との世論が一気に広がり、国は上告を断念せざるを得なかった。その後1994年に予防接種法が改正され接種は「努力義務」となり、副反応への恐れの高まりから日本での接種率は急速に低下していった。国民の間に「ワクチン忌避」が高まったことによって、日本政府は外国と比べてもワクチンに対してかなり慎重な対応をすることを余儀なくされた。予防接種の対象である子供の数が減少したこともあいまって、日本の自治体から緊急時に実施される集団接種のノウハウがなくなってしまったのが現状である。(略)
日本で英国の成功例が紹介されることが多くなった。英国では昨年12月からワクチン接種が始まったが、その2カ月前に通常であれば接種を行う資格のない人も一定の訓練を受ければ接種を行えるように法律を改正した。英国政府に接種のためのボランテイアに応募した人の数は20万人を超えた。当初は心配する向きもあったが、結果は大成功だった。だがその背景には日本をはるかに超える新型コロナウイルス感染による犠牲があったことも見逃せない。日本の半数程度の人口の英国での感染者は400万人を超え、亡くなった人は約13万人である。1年以上にわたって新型コロナウイルスによる深刻な打撃を受け続け、「政府の対策が後手後手に回った」と厳しい批判にさらされたことが国を挙げてのワクチン接種を進める原動力となっていたのである。

日本はこれからどうなるか、わからないが英国はこれだけの死者の犠牲者を作ったのに日本はまだまだ傷は浅い、そして挽回は十分できる、とも言える。これから国民が団結して、団結という言葉が嫌いな人もたくさんいるのでしょうから、それでは心を合わせて協力すればコロナ抑制に成功できるようになるのではないか。心を合わせた努力ができるといいのだが。
そうなるように祈りたい。


# by yanagidamitsuhiro | 2021-05-25 21:06
2021年 05月 06日

国家の浮沈がかかるーコロナ対策

日本のコロナワクチン作成の努力の流れのようなものをネットで読める記事から理解することができました。もちろん表面的な理解ではありますが。阪大の森下竜一教授の新聞でのインタビューは事実をわかりやすく述べていて分かり易い。スタートは早かったが途中から色々な技術的困難に出会いまだできてないことを淡淡と感情をまじえないで説明してます。ただ何が一番の困難であったかをはっきり言って貰えると読者は助かる。いずれにせよ残念だなという気持ちは強いがでもワクチンの大量接種に至るには大分距離があったようです。惜しかったという段階にいったのか。今後どうなるのか、森下氏にはぜひとも今後リターンマッチでの勝利をものにしてほしい。
このインタビューでわたくしが一番分かり易かった部分は自分が学生だった時代に遡って、日本ではワクチン接種は公衆衛生の分野が担当するといいう認識だったというものです。公衆衛生は英語ではpublic healthですが、こっちのほうがわかりやすい。ワクチン接種はhealthともちろん深くかかわるでしょうが。欧米では、むしろ安全保障という観点で管理されていると聞いてます。森下氏のインタビューでもこのあたりは軽く触れられているだけですが、現場では大きな違いが起きてくる。つまりワクチン接種は国防とか社会の安全保障に密接に結びついている。それ故研究資金も民間もあるだろうが、国の資金が大きく、必要性は国家的に保証されている。それゆえワクチン作成もいざとなれば国家のもっとも枢要な任務であり準備の需要性は国防的観点からも発想され遂行される。

わたくしのような世代のような人間には東京にあった、昔の伝染病研究所や予防衛生研究所の重々しい建物内の雰囲気や、公衆衛生分野が軍が担当する大切な任務とはすぐ納得できますが、それは遙か昔の時代のことのできごとであった。北里柴三郎博士の時代から理解し直す必要性もあるかもしれない。

コロナ禍への対応には先進民主主義国家では苦戦しており、専制的な国家体制ではみかけうまく押さえ込めているのをみると問題解決のための考慮すべき「根っこは非常に深い」とあらためて感じます。
日本のコロナ対応はいまだ道半ばであり、本当にすぐれた人材の活躍が強く望まれます。いまや多くのひとびとが強く感じているように、日本という国家の浮沈がかかっている。


# by yanagidamitsuhiro | 2021-05-06 10:43
2021年 04月 18日

対馬に行ってみたい

だいぶ前から対馬に行きたくなって、その機会を待ってます。沖縄からは直行便はあるはずがなく、長崎県ですが博多からが便利らしい。博多便は沖縄から頻繁にある。景色や観光で行ってみたいというより、かつてラボメンバーだったAさんに会って、よもやま話もしたい。島人どうし、話もしたいし、島も見たいし、いきたいなとおもう。妻にわたくしの願望を伝えたらわたくしも行きたいとのこと。珍しい。妻もやはりAさんなら会いたいのだろう。Aさんは今対馬の病院にて医療活動をしている、対馬という独特の歴史のある島の住人になってからの、意見もきいてみたい。
それで、けさテレビで壱岐の島の景色が見られました。例の火野さんがでている自転車による縦断の番組です。壱岐は対馬と異なっていて興味深いと聞こえましたので、ついでに壱岐にも行くか、とも。壱岐と対馬はどれ位離れているのか、沖縄の本島と宮古くらいはなれてるのか、それとも。
いずれにせよコロナがおとなしくならないと。


# by yanagidamitsuhiro | 2021-04-18 13:09