生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ

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2009年 07月 30日

最先端研究開発支援プログラムに応募、スティーヴ・マックィーンの拳銃無宿

まだ梅雨明けならず、最近では深刻な農業への悪影響などが報道されています。
このあいだ見学した北海道の旭川周辺の苦節50年と石に刻んであった開拓農家のことが思いだされました。あの頃よりも寒い日が北海道ではあるようです。

さて、昨日書けない、書けないとぼやいていたうちの一つのことを書きましょう。

きょうのタイトルにあるとおり、この評判のプログラムに応募してしまいました。
過去形なのは、書類を二回出すのですが、一回目は先週末、二回目は明日が締め切りですが、きょうさきほど秘書のSさんから電子申請しましたと、報告を受けたところです。
普通こういうのは黙っているものなのですが、まあいいだろうと判断したのは、この内閣府主催の研究プログラムは透明性が極めて高いのです。主催のほうがこれだけ透明性が高いのなら、応募するほうにも呼応して透明を高くするものがいてもいいだろう、そういう判断です。
応募テーマは基本的に公益になるというのはあってもテーマ的にはなんでもよろしい、これらの点は出色に素晴らしいものです。JSTやNEDOなどもほんとに見習うべきです。

ウエブにいくと、応募タイトルが全部見られます。
http://www8.cao.go.jp/cstp/sentan/wt3/wt3.html

そのうえ審査回の日取りまで全部公開していますから、まったく記憶にないすごい透明性の高いものです。新聞で見たときには、トップダウンつまり指名された研究者が研究費をいただくというスキムを想像したので、このブログでもシニカルな意見を述べたものでした。不明でした。
日本でもとうとうこういうプログラムが出てきたのでした。

しかし応募課題数をみると565件とありました。予想される採択数が30件と言うことなので、倍率のほうは考えたくありません。でもそれだけの人気があったのですから、もっとも望まれるスタイルの研究プログラムと言うことなのです。研究者のひとりとして、人気の高さは喜ぶべきです。
課題一覧を全部みるはたいへんですが、チラチラみると、何人かの人たちの顔が浮かびました。
わたくしが提案したのはごく少数のひとしか気がつかないでしょう。もちろんこの間、関係の研究者といろいろ相談していましたから、準備はなかなかたいへんでした。パソコンのファイルを見ると、7月10日に最初のアウトラインが書いてあります。
これはトップダウンでなく、完全公募であると聞いて、それならわたくしも応募する資格があるかもしれないと思いだしたのはその数日前だった様な記憶があります。研究構想というのは、一年中考えていますから、それを蛇口をあけるように出していくので、書類書きはつらいものでなく、刺激に富んだあるいみ楽しいものです。
ふり返るとわたくしの研究者人生も30代の終わり頃からずっとこういうこういう公募研究をさがしてはそれに応募することの繰り返しでした。落選すれば一年はじっとしていたのですから、本当にたいへんでしたが、運良くここまで続けて来て、また繰り返せるチャンスがあるというのはほんとにまったくありがたいことです。

若い頃にみたテレビ劇で好きだったのが、「拳銃無宿」賞金稼ぎの男の話で、スティーヴ・マックィーンの当たり役でした。いまネットで見ると50年前に作られたようですが、実際に見たのはもうすこしあとでしたでしょう。
研究費に応募するのを西部劇の賞金稼ぎにたとえるのは不謹慎ともいえますが、賞金稼ぎに自分の生命をかけるということでは共通点がわたくしにはあったのでした。わたくしはこの大スターとはまったく似ても似つかぬ風采ですが、それでも気持はあのドラマにでてくる男とどこか一脈相通ずる人生を送ってきたような気がします。
そういえば彼の大脱走も好きで、何度も見たものでした。どうしても脱走するという意志の強さを持った男でしたね。そういえば、パピヨンというのもなんだかヘンな脱獄映画でしたが、強烈に記憶に残ります。もう死んで29年も経つとは、信じられません。ほんとに存在感のある俳優でした。執拗にひとことをやり続けるというのは、研究をやる人間のことでもあるので、それをはるかに桁違いに上回るアクションを見せつけられるのが、カタルシスになったのでしょう。
彼に近い俳優でいま生きているのは、クリント・イーストウッドなのでしょうね。でも彼はスティーヴ・マックィーンとは男らしさの発露のしかたの一点で、非常に違います。

by yanagidamitsuhiro | 2009-07-30 16:58


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