生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ

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2010年 06月 22日

興味深々、ダウン症の原因、日本生命科学の沈滞、年齢差別、後ホテル3泊

きのうのプログラムの中で興味深々で聞けるものがいくつかありました。ダウン症が代表例ですが、いかに人間のの異数体が出現するかという長年にわたる詳細な研究の報告でした。いちばんの問題は高年出産で非常に事例が多いということです。研究者はおおく現場の一線にも立っているので、なんとかしないという気持ちも伝わって来ます。研究の成果は現在の染色体研究の先端とドッキングしてなるほどというモデルが提唱されてきました。わたくしもたまらず質問してしまいました。染色体操作でなく、もっと卵細胞のタンパク合成などを活性化して,間接的に染色体を強化したらいいのではないかという指摘をしました。わたくしはその気になるとほとんどすべての講演に口を出したくなる性質があるので、今回は年長者らしく、その性質を活性化しないでいたのですが、このあたりの話は想像力をかき立てました。ついつい質問をしたくなるようなのは他にもいくつかありましたが手が沢山上がっているので、別にわたくしがしなくてもと思うのは、ホントはいけないのでしょうね。わたくしの質問とかコメントがベストかもしれないのですから。

会合はあすの朝まであるのですが、明日は朝空港に向かってロンドンに行きます。
午後にロイヤルソサエティの集会、コンボケーションなるものが会って、それに参加します。50年に一回しか無いというのですから、貴重な体験です。30代でFRSにならないと人生で2回参加するのは難しい。わたくしの研究は幸い英国や欧州大陸では充分以上に評価されていて、わたくしもロイヤルソサエティの外国人会員を何年もしているので旧知の人も多く、楽しみにしています。ロイヤルフェスティバルホールであります。

ブログ用のメールアドレスのほうにずいぶんいろいろな励ましや貴重なご意見をいただいております。本当はここに出したいのもあるのですが、やはり私信でもありますので。やめておきます。また忙しさにかまけて返信ができてないので心苦しく思っています。
日本の生命科学はごく一部を除いてかなり沈滞気味ではないか、という指摘とか、研究費も60才をこした応募者にはなるべく採択しないようにという暗黙の了解というのか指示が審査会レベルであるとかいう噂、そんなことも聞かせてもらっています。沈滞気味というのはそうかもしれません。年齢差別がこんなになるのですからそのようになっても不思議は無いでしょう。才能あるひとたちなら年齢など無関係に、人材の流動がおおきい米国が生命科学の世界のトップに君臨しているのも当たり前でしょう。逆に日本の生命科学などはどんどん指導者の年齢幅がせまくなってみずからやっている年齢差別で自分の首を締めているのかもしれません。
生物学などは牧野富太郎氏なども含めて高齢者の貴重な存在というのは昔から知られているのです。わたくしも自分でいうのもなんですが、年々「進化」してひじょうに貴重な人材化しているのに、ぜんぜんわたくしを利用しない地元の状況はひどいなと思っていますが。でも、もうどうでもいいことです。いまさらの話です。とりあえず帰国したら、博士の学位をとらねばならない人たちが複数いますので彼等がなんとかとれるように一心不乱で頑張りましょう。
こうやって英国あたりに来るとあたりまえがあたりまえに起こっているので、なんか安心して元気が出てきました。あと3泊ホテル、機中1泊です。残り少なくなった今回の旅行、多いに楽しみましょう。今日も会合のほうも合間をぬった個人的な議論、それに夜は晩餐会ですから、忙しいことです。昨夜は体力温存で日本料理にいってホテルに早く帰ってきて(といっても9時を過ぎていましたが)いろいろPCでの雑務をこなしました。

追記 朝食後はらごなしに目の前の急坂の階段をたくさん昇ると城の入口に着きました。まだ朝7時半で9時半まで中に入れないのですが、その代わり兵隊さんが大勢隊列を組んでいました。
みんな銃剣を持っているので、とくにその劍の部分が長く鋭く光っているのでちょっと怖い。
少数の観光客がポカンと口を空けて見ている中を、地の底から響くような大声が城の方から聞こえ、上官も怖い顔で目の前で怒鳴って、それでみんなすごいいきおいで隊列を組んで城の中に入っていきました。来るときのタクシーで運転手さんがスコットランド人は友好的だが戦闘も好きというか得意だといってたのを思いだしました。

by yanagidamitsuhiro | 2010-06-22 12:48


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