2007年 06月 22日
きょうは札幌からわざわざ来ていただいたOさんもまじえてK君の仕事の議論をしました。新しいデータもでたので、前向きの話しに終始できたのは幸いでした。 夜は一緒に食事をしに外へでます。 フィンランドにいたときに、鹿肉の話題がありました。日本では鹿肉を食べる人がすくないので、いますごいいきおいで増えている鹿を捕獲したあとの工夫に困っていると言いましたら、スイス人のNさんの奥さん、それにスコットランド在住のO君が、それはなんともったいない、という話しをしました。わたくしもスイスでは例の真っ黒に見えるソースを使って晩秋になると鹿肉を食べる習慣があることは知ってましたが、スコットランドでは今の時期になると、狩猟が解禁されるのでしょうか、鹿肉が店屋に出てきて、おいしいのでみなさん喜んで食べるそうです。柔らかいし、料理はなんでもできるし、好物の一つらしいそうです。 そのうえ狩猟が一番人気のあるもので、そのうえの楽しみもあるし、鹿さまさま、ということだそうです。散弾銃ではなく、しっかりしたライフル銃のようなもので、急所を打たねばいけないので、技術もいるので狩猟のなかでは最高の楽しみだそうです。 比良の農家の人にこんな話しをつたえても信じないでしょう。そんなにうまいもんかな、と疑わしい顔をするでしょう。それにわたくしの家のあたり、深夜になれば20匹も30匹もでてくるのですから、容易に狩猟できそうですから、そのあたりの楽しみも共有できるかどうか。 ただ、いまは鹿ものさばってますが、人間が本気に銃をもって追いかけ回せば、かれらも必死になって逃げるし、それで狩猟も難しくなるのかもしれません。いまは、水田を電気柵とネットで囲むという、専守防衛つまりいまの日本の防衛の考え方でしょう。銃をもって、鹿を見つけて、見つけ次第撃ち殺すという攻撃型というか、予防攻撃にすれば事態はまったく変わるのでしょう。しかし、その場の話題はそうならず、日本がスイスやスコットランドに鹿肉を輸出するという笑いのある結論になりました。 なかなかすごい発言が、大臣から出たようです。万死に値するとか。 Asahi.comによると、 菅総務相は22日、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部が入った東京都内の土地・建物の「売却」問題で、元公安調査庁長官の緒方重威弁護士が差し押さえを防ぐための「仮装取引」を疑われていることについて「(朝鮮総連は)日本人拉致問題に深く関係していると言われている。長官は、まさに万死に値する。絶対に許すことができない」と批判した。閣議後の会見で語った。 これなかなかすごい発言です。大臣の発言ですから。戦前なら、この元長官は暗殺される可能性が大になるか、ともあれものすごく追いつめられたことになるのでしょう。しかし、今の世の中、どうなのでしょう。日本の諜報機関の親玉だった元公務員が、朝鮮総連の顧問弁護士というのは、どうなのでしょうか、ダブルスパイのようなことでもやっていたのか、それともそんなのではまったくなく個人的な収入手段だったのか。公務員をいまは見下すのが流行のようですが、見下さない時代でもこういう元公務員が日本の敵国のエージェントのようなところから、すごい個人的収益をえているのですから、今のようなやり方で公務員をいじめてると、とんでもないことが日本という国で起きるような気がします。辞めたあとも収入がろくろく無ければ、国を売るなど平気な人がどんどん増えるという不安は一般の国民はまったくもたないようなのが、わたくしには不思議でなりません。 今、国会で公務員の退職後の職を一括して面倒みるとかいう法律が論議されていて、それで国会が延長されるようですが、民主党はいっさい面倒をみるなと主張しているようです。しかし、正論かもしれませんが、公務員からの国民離れ、が起きるような気がしてなりません。 日本の国家公務には秘密がないから、辞めたあと公務員は何をしようと勝手なのでしょうか、そのあたりの議論はないようですが、戦前公務員が年金を非常に優遇されていたのは、辞めたあとも守秘してほしいことが沢山あったからでしょう。 これからの辞めたあとの公務員が外国との関係で何をするのかわかるようなさきがけ的なできごととわたくしは受け止めました。
by yanagidamitsuhiro
| 2007-06-22 17:55
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
以前の記事
2021年 10月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 07月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 06月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 お気に入りブログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||