生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ

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2021年 04月 17日

日米老化講演会での印象

昨日はウエブ上での講演会Living Longer and Healthierで短い講演をしました(convenorはDavid Janesさん)。4人の講演者がこのタイトルで異なった角度から論じてました。米国での最近の最大の関心はなにかを知り、かんがえるうえで刺激がありました。高齢者の孤立というか孤独が最大の関心事として取り上げられていました。日本でも何日間もだれとも話さない高齢者が増えているという指摘がありました。日本の大都市では多数の高齢者がいるが孤立が最大の問題という認識はどの程度あるのか聞いて見たいとおもいました。歩けなくても家族のひとりと会話が続くとおもうのですが、いま孤立した高齢者はどれ位日本ではいるのかまず知ることだなと感じました。

わたくしは体内の血液代謝物でどの程度老化進行がわかるか、特に認知能力と移動能力の低下は何を調べればわかるかという話をしました。日本では80歳台は多くの女性は健康に暮らし男性は数は減るもののそれでもかなりの人々が自立もしくはそれに準ずる生活を送ることが可能です。しかし、80台後半からは認知と移動能力の低下が進行し、自立能力は衰えてきてます。それでも80歳台の人口は1千万人もおります。元気なのは女性のようですそれが90歳台になるとわずか200万人にがっくりと減ります。百歳台になればわずかに8万人です。血液にある代謝化合物をしらべると十数種のものが含量が減るかもしくは増えます。増えるのは体にとって良くないもので、減るのは大切なもので減らしたくないものです。100数十のこれらの代謝物が高齢者にとってとても重要であることが分かりつつあるのです。
それではどうするか。
減ったものは増やせないか。増えてるものは体にとって毒のような働きをするのならその効果を緩和できないか?当然そのような研究をする必要があります。しかし老化研究はがんなどの研究に比べると日本ではなかなか光が当たりません。若い研究者の関心も低いです。わたくしも老化が可逆的なうちに「治療」できないか、そんな考えで研究に従事してます。


# by yanagidamitsuhiro | 2021-04-17 11:33
2021年 04月 08日

80歳代で始めたいこと

80歳台でやりたいこと、そのひとつは自分の過去を振り返りたいことです。
たとえば、このブログ書いた記録を見ると15年以上もやっているのに、見返したことがありません。やりっぱなしでした。おりおりに見返せば良かったでしょうに、さっぱりやりませんでした。反省はあまりひんぱんにしないタイプの人間なので。
今は殊勝なきもちです。
15年前はどんなことを考えたり書いていたのか読みかえしたみたい。今、どう思うのか。

論文もこの10年間でも相当数ですが、20代の頃にまで遡ったら気が遠くなるような気がします。しかし、チラッとでも良いから過去論文を振り返るべきだな、と最近強くおもいます。いまさら成長もしないだろうと言われそうですが。
特に30代から60代働き盛りと世間でいう年代自分は研究者として、何を考えていたのか?
なんか大きなブラックボックスを開けるような怖さもありますが、好奇心もあります。
自分で自分に好奇心を持て、というような天からのというか過去からの声に耳を傾けたいです。



# by yanagidamitsuhiro | 2021-04-08 08:15
2021年 04月 06日

その2の書き込み

その2の書き込みになります。
研究というのはやたらに時間がかかるので、後どれだけ出来るかは分かりません。しかし、終活とでもいえるような研究活動のなかにたしかに終活としかいえないものもありますが、次の時代へのつながりをもとめる新たな息吹のような、萌芽のような研究もあるのです。
それを実際に担当している研究者は若い人達ですから実際に継承できなくても、考えを一部は継承するでしょうから、その中に新たな時代に繋がっていくようなものもあるはずです。
沖縄に来てから始めた人のメタボライト研究のように沖縄では未完のままになってもたぶん世界中でいろんな人達が研究をするでしょう。始まったばかりの研究分野ですが、でもまあ10年くらいでいいところまで来たと自画自賛してもいいのかな。

すこしの心残りはGゼロ期と呼ぶ増殖せずに長寿命の細胞の研究です、まだやりたいことも残ってるので、いかにして継承可能にするか腐心したいとおもう。でもこれはだれかがやってくれるに違いないと信じてます。
わたくしが一番長きにわたって心をこめてやった染色体研究ですが、今やすっかり静かになってしまいました。しかし研究自体はやめて無くて静かな情熱でやって来ました。後一年程度の期間、いま持っているとっかかりを共同研究者達と一緒に楽しんで研究したいと思ってます。


# by yanagidamitsuhiro | 2021-04-06 11:21
2021年 04月 06日

80歳にに到達しました。感謝の言葉と共に。

つい一昨日80歳の誕生日を過ごしました。
子供達や孫達も大変忙しい中遠くから駆けつけてきてくれてお祝いしてくれました。朝にサッカーゲームをやって東京からきてくれた小学生の孫もいました。コロナ禍の中ほんと申し訳ない。
30歳になってもまだ独身で外国でフラフラしていた自分ですが、50年後にこんな幸せな爺さんとしての日を送るなんてまったく想像すらできませんでした。

コロナに耐えるというか我慢する今の日本、昔の日本に似ているという識者が大勢いますが確かに昭和16年に生まれたわたくしが記憶をたどっていくと栃木県の農村で防空壕の一番奥でおとなしく座っていたその時代の幼児の自分の記憶が浮かんできます。可愛がってくれた祖母もおもいだします。頭を刈られるのがいやで床屋のあと泣き続けて4キロ近い道のり歩いた自分も思い出します。敗戦後に復員帰宅した時の叔父たちや父を玄関で迎える家族一同の雰囲気も忘れません。

それでもわたくしまだ現役の大学の研究者なので暇があれば課題の問題を考え続けています。
今回は、そのような機会を与えてくれた日本国の納税者の皆さんに深甚な感謝と、大学の寛容さにお礼をいいたいです。

このご恩返しが出来るといいのですが。
あとどれだけ時間があるかは分かりませんが、恥ずかしくない研究成果を残して行きたいものと願っています。
でもこの年なので、いつでも研究をやめて田園に帰る準備は出来てます。


# by yanagidamitsuhiro | 2021-04-06 10:42
2021年 01月 01日

2021年初日

2021年の初日です。毎年でかけてる神社に参拝しました。格別の感慨はありませんが、でも新年ですのでやはり気持を新たにしました。
お参りする人々の数はかなり例年より少ない。
暮れからのメディア、官庁などによる混み合うところに行くなという声がかなり大きいのでまあしかたない。
新年の色々な販売物もまばらな人で、売れ行きはかなり低調とみうけました。これでは、今年の初日はかなり低調ムードのスタートと見受けました。境内も外の売店もシーンと静まりかえったような雰囲気です。
こういう雰囲気はなにかを契機にがらっと変わるものなので、最低限足を引っ張る要因が減らないと。
そのためにも経済、政治の実情とその報道が大変大切とおもう。
はやくワクチンの導入を願う。


# by yanagidamitsuhiro | 2021-01-01 17:22